【夏でも革ジャンが着たい!】パンチングレザーをより快適に着るオススメアイテム
ライダーの正装革ジャンは、夏に着るのは厳しい……
しかしそんな硬派ライダーの望みを叶えるのが
パンチングレザーのジャケットだ
しかし、工夫次第でもっと涼しくなるのではないだろうか?
そんなわけで今回、パンチングレザーと組み合わせたら
なにが一番涼しいかを編集部ヤマキが試してみました
パンチングレザーとの相乗効果で涼しさを追求
ライダーの正装、革ジャン。優れた安全性やルックスの面から年中、革ジャンを愛用している人も多い。しかし、夏場に着るのは、快適性の面などからあまり現実的ではないだろう。
そこで有効なのがパンチング加工されたレザージャケット。ルックスと安全性を見事に両立しており、さまざまなバイクアパレルブランドからラインナップされている。普通の革ジャンと比較すると段違いに涼しいワケだが、そうはいっても革なので、メッシュジャケットなどに比べるとやはり暑い。
そこで今回、パンチングレザーの着用を前提に、さらに〝涼〞を得るべく、編集部ヤマキがいろいろ試してみた。
試したのは、パンチングレザーの通気性と相性が良さそうな、水冷ベスト、冷感インナー、市販の冷却アイテムの3つ。採点ポイントは爽快感、冷感、見た目の3点。
個人の独断と偏見でチョイス、採点しているので、あくまで参考程度に、夏のツーリングに活かしてもらえたら幸いだ。
インナーどれがイチバン涼しいか選手権
①水冷ベスト
オランダ発のモーターサイクル用品ブランド、MACNAが販売する気化熱によって冷却するベスト。600ml の水を使用することで5℃〜15℃ほどベストの温度を下げる
冷却効果を得るためにすることは、クーリングベストの首元にある注ぎ口から水を入れるだけ。冷却効果の持続時間は8〜72時間
水を使用してるだけあって、冷却効果は抜群で持続性も十分だった。しかし、走行中以外ではあまり冷却効果を実感できず。飲食店などで革ジャンを脱ぐ際にちょっと気を遣うかも
【MACNA】COOLING VEST EVO
価格 : 2万1500円
サイズ:S / M、L / XL、2XL / 3XL
カラー:グレー
②冷感インナー
生地にプリントされた特殊加工が熱と汗を吸収することで生地全体の温度を下げ、走行風を受けることでさらに冷感がアップする。シャツ以外のラインナップがあるのも嬉しい
パンチングレザーとの相乗効果で走行中の爽快感はピカイチ。停車中も冷感が得られた。シルエットはピチピチなので、街歩きや食事の際は一枚上に着るTシャツなどを用意したい
【BODY-REGULATOR】
氷瀑長袖クルーネックシャツ(YKI-110)
価格 : 6380円
カラー:ブラック、ブルー
サイズ:S、M、L、XL、2XL
③市販冷却アイテム
首元冷却ベルト、クールスプレー、冷えピタ
冷却ベルト、クールスプレー、冷えピタといった薬局などで買えるアイテムで身を固めてみた。中でも首元の冷却ベルトは繰り返し使えて経済的
冷えピタを張ると効果的な部位
首元、ワキ、太モモの付け根など、太い血管が通る部位に貼ることで冷却効果が得られる。可動部は剥がれやすいのがネック
首元の涼しさやスプレーによる爽快感、冷えピタによる冷却効果などは得られたが、見た目とライディング時の可動域がちょっと窮屈になるのが個人的にはマイナスポイントだった
【結論】全装着
①+②+③が一番涼しい
①+②+③の組み合わせが一番涼しさを得られる。涼しさは足し算。見た目を考慮するならジャケットの下に冷感インナー+街歩き用のTシャツを持ち歩くのが涼しさ&TPO的にベストだと思う
着用後のお手入れ
消臭
ミスト系の消臭剤は衣類が乾ききる前に使うのが効果的。なので、ツーリング後の宿泊先や帰宅後すぐに使うのを推奨したい。この時、革の部分には使用しないように注意しよう
陰干し
紫外線により生地が傷んだり色落ちするのを防ぐためにも、ジャケットを干す際は陰干しをしよう。順番はミスト系の消臭剤をかけた後に干す、もしくは干したらすぐ消臭しよう