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【ツーリングガイド沖縄】バイクを眺めながらひと時を過ごしたい

愛車という特別な乗り物とスペシャルな体験を

海を眺めて走るだけでも十分満足感の高いツーリングになる沖縄でもおさえておきたい定番がある。それは〝ルートビア〞が飲めるA&W(通称エンダー)。以前観光で訪れた際にはアルコールだと思って飲まなかったので、今回は忘れずに飲みたかったのだ。「ビア」とか言ってまったく違う、ここだけの飲み物は沖縄に来たのなら体験すべき……!

A&W 名護店

沖縄のファストフードチェーンであるA&W(県民は“エンダー”と呼ぶそう)は、アメリカがルーツのハンバーガーのお店。ここでしか飲めない「ルートビア」は必飲の飲み物! 駐車場も広いので地元ライダーの集合場所としても定番なんだとか。名護だけでなく沖縄全域にあるので、どこかで立ち寄ってほしい。もちろん、ハンバーガーもうまいぞ!

 

DATA

沖縄県名護市東江5-16-12
TEL0980-52-4909
営業時間:24時間営業
(21:00〜6:00はドライブインのみ)
定休日:なし

この飲み物は、好き好きが分かれそうだが、クセになるのも理解できる。いったい何味なんだ(笑)? とまぁ、沖縄県民の「日常」のまねごとをした後は、本格的な腹ごしらえ。なんと「バイクに乗ったまま入店できるカフェ」があるというので行ってみた。

道路の奥まったところにある、見た目は雰囲気のあるガレージといった建物。バイクに乗ったまま慎重にスロットルを開けて中に入ると、レトロなクルマやバイク、小物がセンス良く並べられているオシャレ空間が広がっていた。カフェ前の広い空間に僕のトライアンフを停めると、なんとも馴染んで、いい感じである。

テラス席で外に停めてあるバイクを眺めて、みたいなお店はけっこうあるが、ソファの目の前で愛車を眺めながら、というか、愛車と同席して食べられるカフェはなかなかない。美味しい料理と沖縄を走る愛車、ライダーにとって最高の空間だった……。

RIDER’S GARAGE CAFE & DINER

「バイクを眺めながらほっと一息」。ライダーにとってこれほど至福のひと時はない。こちらのオシャレなカフェはガレージの中にカフェがあるレイアウトで、なんと「バイクに乗ったまま来店できる」というお店。その時点でライダーなら行くべきなのは分かるはず。アメリカンな食事や、ユーモアにあふれたメニュー表にも注目してほしい

チキンオーバーライス:990円

ニューヨークの屋台では定番のメニューで、ここのカフェの定番でもある。ソースの程よい酸味とスパイスのきいたチキンがご飯にからんで止まらない!

DATA

沖縄県宜野湾市普天間1-5-1
TEL098-943-8802 
営業時間:11:00〜24:00

この後も米軍の戦闘機を眺めつつ(これも沖縄っぽい)、沖縄県民のライダーがよく走りに行くという定番スポットを巡る。南部の「ニライカナイ橋」。山の斜面から突き出すようにかかる橋なので、青い海に飛び込むような爽快感とともに走ることができる。短いながらも最高に沖縄な道だし、うるま市にある、本島と離島をつなぐ道「海中道路」も沖縄感たっぷり。

道の駅 かでな

「道の駅 かでな」からは嘉手納基地から発着する戦闘機の姿を見ることができる。やはり、戦闘機は無条件でテンションが上がる。ふと空を飛ぶ戦闘機の音と、ヘルメットから聞こえる風切り音は似てるな、と思ったり

 

沖縄ツーリングの極意は、目的地は少なめに、あまり計画をせず、たくさん寄り道することだと思う。県全体が観光地なので、飲食店やお土産には困らないし、異国感のある建物や植物、青い海を見るだけで僕らは十分満足できる。

そんな場所を、「自分のバイク」で走れたら。「どこまでも行けそうな気がした、あの時の高揚感」とともに沖縄を走るのは、アナタのバイクライフに深く刻まれるイベントになること間違いなしだ!

「愛車と沖縄」こんな経験めったにできないので、自分のスマホでもたくさん撮影。いやー、映えるねぇ〜

ニライカナイ橋

正しくは道の前半が「ニライ橋」後半が「カナイ橋」。海に飛び出るように走る道は爽快感バツグン! 写真のアングルへはバイクを停めて徒歩1〜2分ほどで行ける。橋は数100mながらもバイクで走っておきたい道のひとつ。オススメの時間は海が青くなる、順光の昼ごろ

DATA

沖縄県南城市知念字知念

海中道路

本島の真ん中あたり、勝連半島から近隣離島に伸びる全長約5㎞の沖縄らしい絶景道。海を眺めながら走ると気分爽快!本島と離島ををつなぐ唯一の生活道路でもあり、観光スポットでもあるので、人が多くない早朝の走行がオススメ

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