1. HOME
  2. COLUMN
  3. [多聞恵美ルポ・和歌山県]生まぐろ水揚げ日本一那智勝浦でマグロ&温泉三昧!

[多聞恵美ルポ・和歌山県]生まぐろ水揚げ日本一那智勝浦でマグロ&温泉三昧!

漁港町の人気店で生まぐろを食べまくり!

大阪を出発して4時間ほど、ようやく目的地の那智勝浦町に到着しました。時刻は朝の9時前、もうお腹もペコペコです。早く朝ご飯を食べたい! えっ、でも、こんな時間からご飯を食べられる所なんてあるのでしょうか!? そこは、ご安心を! 今回、最初にご紹介する「勝浦漁港にぎわい市場」さんは、朝の8時から営業している、朝の早いライダーさんにとてもありがたい観光市場です。

お隣にある勝浦漁港は、朝一の競りの真っ最中。その活気に負けず劣らず市場内は、お土産物とか飲食店などフルスロットルで営業中。丼から定食、はたまたカレー、どのお店も美味しそう。よしっ、ここはちょっと奮発してお寿司を食べよう!

まずは場内にある自動販売機で食券を購入して、それを各お店に持っていきます。私がチョイスしたのは「まるぐろ」さんというお店のお寿司の8貫セット。本マグロの大トロから中トロ、ビンチョウマグロやマカジキ&メカジキマグロなど、いろんなマグロとその部位を食べ比べできる、マグロの町ならではのお寿司です。

握りたてのお寿司を受け取って、勝浦の漁港が見えるテラス席へ。それではいただきま〜す。まずは中トロからパクッ! マグロの旨味が口の中に広がってめちゃ旨。お次はマカジキ、メカジキマグロのトロを。ひと口にマグロと言っても、いろんな種類があって、味もそれぞれ。食べ比べてみると、その違いがはっきりと分かります。ビンチョウマグロ、本マグロの赤身と次々といただき、いよいよお待ちかねの大トロさんの出番。う〜ん、口の中でマグロがトロける感じで、もう最高! 朝10時までは、本日の朝ごはん(市場ごはん しげ)という獲れピチの魚のお造りが味わえるお得な定食とかもあります。グループで行って、いろんな料理をシェアするのもいいかも!?

勝浦漁港にぎわい市場

勝浦漁港に面した観光市場。場内では地元の名産品、海産加工品のほか、勝浦漁港で水揚げされたマグロを使った料理なども販売。購入した料理は漁港を望むテラス席でのんびりと味わうことができる。土日祝にはマグロの解体ショーも開催

DATA

和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地7-12
TEL0735-52-3500
営業時間:8:00〜16:00
飲食ブース15:30(LO)
定休日:火曜(祝日の場合は営業)
※年末年始は営業
http://nigiwaiichiba.com
「まるぐろ」の8貫セット:3050円
本マグロの大トロ、中トロ、赤身をはじめ、マカジキ&メカジキマグロのトロ、ビンチョウマグロなど8種のマグロの握りを食べ比べできる握りのセット
本日の朝ごはん:550円
勝浦漁港で水揚げされた新鮮なお造りと地元野菜の惣菜がセットになった朝10時までの人気定食。850円で生まぐろとの二種盛り(写真)もOK

次のお店「食事処 大和」さんがオープンするまで、ちょっと時間があるので、勝浦漁港周辺を散策。ちなみに勝浦魚市場には無料の見学フロアもあって、競りが行われる日はマグロの競りをタダで見ることもできます。この日は、もう競りも終わっていたので、同じく漁港の横にある無料の足湯「海乃湯」でのんびりします。目の前には漁港の景色が広がって、気分は極楽極楽!

海乃湯

勝浦漁港近くにある無料の足湯。3つの浴槽があり、海を眺めながら一度に30人近くが入浴できる。隣接する勝浦漁港にぎわい市場でタオルも販売している
DATA

和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地5
TEL0735-52-5311(那智勝浦町観光案内所)
営業時間:6:00〜22:00
定休日:なし 入浴料:無料
https://www.nachikan.jp

気が付けば「食事処 大和」さんの営業時間。ヤバイ、急がなくちゃ! 漁港から少し走った場所にある「お食事処 大和」さんは、那智勝浦でも人気のお店。地元のマグロ店が営むお店で、新鮮なマグロの丼が、リーズナブルに味わえるとライダーの間でも評判なんです。今年6月に駅前から移転したばかりの新しいお店にお邪魔しました。

定食をはじめ、まぐろユッケ丼や紅白丼とか、マグロの丼がいっぱい。どれにするか思わず迷いそう。でも、ここはオススメの大和丼を早速注文。うわっ、めちゃキレイ。この大和丼、大トロから中トロ、赤身、そして中落ちが一つの丼にビッシリ! 盛り付けもキレイで、まるで丼の中にマグロの花が咲いたみたい。

それでは本日2食目の、いただきま〜す。う〜ん、マグロがすごく新鮮でめちゃ旨。普段食べるマグロと全然違う。なにも付けずに食べても美味しいんですが、醤油蔵が特別に作ったという特製タレとの相性が、これまた抜群。いろんな部位の味の変化も楽しめて、お箸が止まりません。けっこうボリュームもあるのに、あっという間に完食。もっと食べたいという人には、マグロの量が2倍近い大和DX丼もあるそうです。でも、これは本当にマグロを楽しみたい人のためのサービス丼なので、皆さん、くれぐれも面白半分で注文はしないでくださいね。

お食事処大和

地元のマグロ店が営む食事処。人気は大トロや中トロなどがたっぷり入った大和丼。マグロを一本買いする水産会社ならではの安さで、鮮度は抜群。まるで花のような盛り付けなど、写真映えすると、SNSなどでも評判の人気店

DATA

和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地8-6-6
TEL0735-52-5738
営業時間:11:00〜16:30(LO)
定休日:木曜(祝日の場合は振替)
※ 年末年始は12/31〜1/1、1/7、1/8定休
まぐろユッケ丼:1300円
ちょっぴりピリ辛の特製ダレに漬け込んだマグロのぶつ切りがたっぷり。ニンニク風味で、ネギ&卵を混ぜて豪快に食べるスタミナ満点の丼


紅白丼:1300円
キハダマグロまたはメバチマグロの赤身と、ビンチョウマグロの薄ピンク色の身が入ったおめでたい紅白の丼。トロロを混ぜて特製タレをかけて食べる


大和丼:1800円
大トロ、中トロ、赤身、中落ちなどマグロのいろいろな部位が楽しめる人気No.1丼。大和丼のマグロも増量したお得な大和DX丼2300円もあり
生まぐろの水揚げ量日本一の那智勝浦町。漁港町ならでの雰囲気と、マグロ料理、温泉が楽しめると、関西のツーリングスポットとしても人気

※この記事は2021年BikeJIN2月号に収録されたものです。お店などの情報は当時のものです、ご了承ください。

次ページ【熊野那智大社でひと足お先に初詣】

関連記事