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[多聞恵美ルポ・兵庫県]秋の日本海で香住ガニ&温泉グルメ!

志賀直哉をはじめ多くの文人墨客に愛されてきた兵庫県の城崎温泉
この関西を代表する人気の温泉地が、今年開湯1300年を迎えた
温泉街では1300年を記念した特別メニューを味わうことができる
9月6日に漁が解禁した隣街の香美町でブランドガニの香住ガニを食べ
温泉情緒あふれる城崎温泉で、温泉巡り&温泉グルメを食べまくり!

ちょっと早起きをしてカニがうまい日本海へ

暑かった夏も終わり、待ちに待った秋のツーリングシーズンがやってきました。せっかくだから、ちょっと遠出をしたい。もちろん、うまいモンがあって、走るのが気持ちの良い場所。関西出身の私が、真っ先に思い浮かんだのが日本海。というわけで、この春デビューしたADV150をパートナーに秋の日本海へ行って参りま〜す。

今回の目的地は、兵庫県の香か 美み町にある香住っていう漁港町から城崎温泉。久々の軽二輪スクーターでの遠出に、出発前はちょっと心配だったけど、長距離も全然へっちゃら。排気量も149㏄あるので、高速道路も乗れちゃいます。大阪から3時間ほどの道のりが、あっという間。9月1日に香住ガニの漁が解禁されたばかりのカニの町・香住へとやってきました。

この時期、香住では町のいろんなお店で香住ガニを食べることができます。で、今回おじゃまするのは「カニ工房 まるや」さん。香住漁港の目の前にある、大きなカニのモニュメントが目印のお店です。

さっそくお店に入ってマルヤ丼っていう名物丼を注文。窓から見える漁港の景色を楽しみながら待つこと5分ほど、うわっ! 丼に香住ガニが丸ごと一杯。名物っていうだけあって、インパクトも大。

それではいっただきま〜す!まずはカニスプーンで脚の部分の身をほぐして、カニ酢でパクリ!う〜ん、めちゃ旨。この香住ガニって、ここ香住漁港で水揚げされる紅ズワイガニのことで、冬のズワイガニ(11月6日解禁)より甘味があって人気が高いんです。しかも、この「まるやさん」は、カニ専門の水産会社が直営しているお店なので、鮮度とかカニの品質はお墨付き。

お次は、カニの身とご飯で海鮮丼風に食べちゃいます。カニの味がしっかりしているので、醤油とかなにもかけなくてもOK! で、最後に特製のカニ出汁をかけていただきます。濃厚なカニ出汁が、カニの身とご飯に混ざって、ちょっとリゾット風な感じ。カニの旨味と風味をたっぷり楽しめます。丼一杯で3回もカニを味わえてめちゃお得。カニ好きにはたまらない丼です。

カニ工房 まるや

カニ専門の水産会社直営のカニ工房。水産加工品など香住の土産を販売する店内には、炉端スペースを完備。香住漁港で水揚げされた鮮魚を使った料理を味わうことができる。9〜5月には香住のブランドガニ「香住ガニ」の料理が登場

DATA

兵庫県美方郡香美町香住区香住1809
TEL0796-20-9890
営業時間:9:00〜17:00
食事は10:30〜15:30(LO)
定休日:水曜
http://matsuho.com
マルヤ丼:2530円
鮮度抜群の香住ガニをまるまる一杯使った名物丼。最初はカニの身をカニ酢で、次にカニの身とご飯を一緒に、最後はカニ出汁をかけて食べる

※この記事は2020年BikeJIN11月号に収録されたものです。お店などの情報は当時のものです、ご了承ください。

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