[多聞恵美ルポ・京都府]海軍ゆかりの港町で海自カレーを食べまくり
港町を走り回りカレーをコンプリート!
かつて海軍の鎮守府があった舞鶴(スタッフ談)。今は海上自衛隊さんの舞鶴地方隊があって、舞鶴赤れんがパークのすぐ近くにある北吸桟橋って場所には、護衛艦とかの船が停泊しています。で、この北吸桟橋が、土日祝には一般公開されているんです。なんと今回、平日にもかかわらず、特別に桟橋に入らしてもらうことになりました。海上自衛隊さん、ありがとうございます。
うわっ、めちゃデカ! たまに本やテレビとかで自衛隊の船を見るけど、実際に目の前で見る船は迫力満点。それに夏服姿の隊員さんもカッコいい〜。えっ、ここに停泊している「みょうこう」って、今日食べるカレーの船やん! へぇ〜、この船の中で、カレーが作られているんだぁ。そう思うと、なんだか急に親しみを感じてきました。ちなみに海上自衛隊さんでは、長期間の航海とかで曜日感覚を忘れないように、毎週金曜日にカレーを食べることになっているんだって。この北吸桟橋以外にも、舞鶴の海上自衛隊さんでは、海軍記念館、東郷平八郎が過ごした官邸の東郷邸などの施設も一般公開しているので、詳しくはホームページで要チェック!
海上自衛隊舞鶴地方隊 北吸桟橋
京都府舞鶴市余部下1190TEL0773-62-2250(舞鶴地方総監部広報係)
営業時間:10:00 ~ 15:00(最終受付14:45)
公開日:土曜、日曜、祝日のみ公開
※諸事情で公開の中止もあり
入場料:無料
https://www.mod.go.jp/msdf/maizuru/
海上自衛隊さんの見学で、いっそう興味が湧いてきた「まいづる海自カレー」。お次の店は、五老スカイタワーっていう展望台にある「スカイカフェnanako」さん。ここで食べるカレーは、さっき停泊していた護衛艦「みょうこう」のビーフカレー。早速注文すると、銀のプレートに入ったカレーが。牛乳とかも付いていて、なんか見た目はまんま学校給食みたい。お味はというと、アメ色になるまでじっくりと炒めたタマネギ甘味が絶妙。で、じょじょにスパイシーな辛さが口いっぱいに広がってくる感じで、めちゃ旨です。大粒の牛ロースもめちゃ柔らかくて、1件目のキーマカレーといい、こちらのビーフカレーもかなりのハイスペック。舞鶴が発祥と言われる肉じゃがのコロッケも、ご当地感があって最高です。
五老スカイタワー スカイカフェ nanako
DATA
京都府舞鶴市字上安237
TEL0773-66-2582(カフェ0773-63-0414)
営業時間:9:00 ~ 19:00(土日祝9:00 ~ 21:00)※11〜 3
月は10:00〜 17:00
カフェ10:00 ~ 18:00(LO17:30)
定休日:なし
入館料:200 円
https://goro-sky.jp
展望台は有料だけど、カフェのみの利用もOK。ちなみに舞鶴湾とか「近畿百景第1位」の景色が楽しめる展望台からは夕景もオススメだそうです。ただし、nanakoさんのカレーは1日限定15食(土日祝は30食)なので、ご来店はお早めに!
キーマカレー、ビーフカレーと来たら、お次はどんなカレー? いつの間にかカレー巡りにはまってしまった私。お次は「居食屋 凡愚」さん。こちらは補給艦「ましゅう」のトロトロ牛すじカレーライス。ゴロゴロと具材がたっぷりで、見た目はザ・日本のカレーって感じ。
居食屋 凡愚
舞鶴の岩がきとカマボコを使った夏限定のご当地丼。口の中に広がる岩がきのプリプリ感がクセになる逸品 ※漁の状況で提供期間が変わる場合あり DATA
京都府舞鶴市北田辺170-7
TEL0773-77-1490
営業時間:11:00 ~ 21:30(LO21:00)
金曜・土曜・祝前日は11:00 ~ 22:30(LO22:00)
定休日:なし
http://www.bongu.jp
それではいただきま〜す! お野菜とかの甘味とスパイスのバランスが絶妙で、すごく懐かしい感じのお味。トロトロになるまで煮込まれた牛すじはコラーゲンもたっぷり。ちなみに舞鶴では8月中旬まで岩がきが旬だそうです。この凡愚さんでは、いろんな岩がき料理が味わえます。岩がきと舞鶴のカマボコを使った舞鶴岩がき丼っていうご当地丼も食べられるので、胃袋に自信のある人はカレーと一緒に岩がき料理もどうぞ!
全部で11軒のお店で食べられる「まいづる海自カレー」。来年(2020年)3月まで、スタンプを集めると、オリジナルグッズがもらえるそうです。残り8軒、なんとか今年中にフルコンプリートしてみたい!
※この記事は2019年BikeJIN8月号に収録されたものです。お店などの情報は当時のものです、ご了承ください。