[多聞恵美ルポ・京都府]海軍ゆかりの港町で海自カレーを食べまくり
かつて日本海軍の鎮守府が置かれていた京都・舞鶴は、海軍ゆかりの街として知られる
この日本海に広がる海軍ゆかりの港町で今話題なのが“まいづる海自カレー”だ
舞鶴にある海上自衛隊の各艦艇などで実際に食べられているカレーを再現した海自カレーは、舞鶴の新しいご当地グルメ
岩ガキも旬で美味しい夏の舞鶴へGO!
カレーと海の幸がうまい舞鶴へ日本海ツーリング
ついこの間まで寒かったと思ったら、もう夏が目の前。こう暑くなると、なんとなく食べたくなるのがカレー。そこで今回のうまいもんは、本格的な夏を前に、日本海の港町、京都府の舞鶴に行きます。なぜ、舞鶴かって? じつは舞鶴で今、「まいづる海自カレー」なるグルメが街のいろんな店で食べられるそうです。というわけで、とにかくカレーを食べに行ってきま〜す。
舞鶴若狭自動車道を使って大阪方面から2時間ほど。日本海の街・舞鶴に到着! 舞鶴と言えば真っ先に思い浮かぶのが、冬のカニをはじめとした海の幸。でも、スタッフさん曰く、舞鶴は海軍ゆかりの街としても有名なんだって。そういえば今回、出発前からカメラマンさんたちが、いつも以上に楽しそうなのは、それが理由!?
まず最初に向かったのは「ベイサイドプレイス エムズデリ」さんっていうカフェレストラン。黒ハヤシってハヤシライスが有名なお店だそうだけど、今回いただくのは、あくまで海自カレー。早速、出てきたカレーはキーマカレー。じつはコレ、海上自衛隊さんの多用途支援艦「ひうち」の艦内で、実際に食べられているものを再現。このキーマカレーだけではありません。舞鶴の各お店で食べられる「まいづる海自カレー」は全部、舞鶴の海上自衛隊さんの船や部隊とかで食べられているものばかりなんです。
では早速いただきま〜す。えっ、ハンバーグ!? って思うほどお肉がいっぱいでジューシー。水を使わず、野菜を長時間煮込んだルーは、野菜とお肉の旨味が凝縮された感じ。正直に言うと、海上自衛隊さんのカレーって、学校給食みたいな感じだと思っていました。でもこのカレー、専門店で食べる本格派カレーみたいでめちゃ旨。恐るべし、海上自衛隊!
Bayside Place M’s deli
京都府舞鶴市千歳897-1
舞鶴親海公園内
TEL0773-68-1663
営業時間:ランチ11:00~15:00(LO14:30)
カフェ15:00 ~18:00(LO17:30)
定休日:水曜
イ○ロー選手みたいに朝カレーのあとは、舞鶴の街をちょっと散策。「舞鶴赤れんがパーク」っていう、赤レンガの倉庫群に立ち寄ります。この舞鶴赤れんがパーク、明治時代から大正時代に立てられた赤レンガの倉庫で、当時は旧海軍の倉庫などに使われていた建物なんだって。今はお土産物店&カフェとかが、建物の中に入る、舞鶴を代表する観光名所なんです。
舞鶴赤れんがパーク
DATA
京都府舞鶴市北吸1039-2
TEL0773-66-1096
(赤れんが博物館 TEL0773-66-1095)
営業時間:9:00 ~ 17:00 定休日:なし
入場料:無料(赤れんが博物館300円)
https://www.akarenga-park.com
赤レンガの倉庫が建ち並ぶ場内は、レトロでオシャレな感じ。ツーリングの休憩スポットとしても最適。レンガをテーマにした博物館(一号棟)もあるので興味のある人はぜひ。私はというと、やっぱお土産探し。3号棟にある「赤れんがショップ」さんを覗いてみると、あったカレーのコーナー。海軍カレーなどのカレーの数々。舞鶴の人って、どんだけカレーが好きやねん!
“まいづる海自カレー”とは?
写真出典/海上自衛隊ホームページ
https://www.mod.go.jp/msdf/
※この記事は2019年BikeJIN8月号に収録されたものです。お店などの情報は当時のものです、ご了承ください。