【ツーリングガイド沖縄】自分のバイクで沖縄を走りたい!
青い海、南国ムード漂う空気感、ザ・観光の風格で出迎えてくれるが
自分のバイクから見る沖縄はまったくの別世界だった!
心臓から先端に抜けるような、バイクの原点ともいえるゾクゾク感を再び!
「おきなわ」ってだけで気分がアガるよね
僕は〝あの〞沖縄をバイクで走っている。シーサー、オリオンビール、泡盛、白いサンゴ、ブルーシール、美ら海水族館、万座毛……。あげようとしたら10個くらいすぐに「沖縄といえば」が出てくるくらい、日本を代表する観光地。自身も、最近だと、3年ほど前にプライベートで訪れている。
その時はレンタカーで走りながら「ここバイクで走ったら楽しそうだなぁ」と思いながら観光していた。行きたいところも絶景ルートをチョイスしがちで、いわば「ツーリングの予習」のような観光をしてしまったのだが、そして今回!
その予習(?)の成果を示すべく、バイクで、しかも〝自分のバイクで〞沖縄の地を走ってるのである! ……なんともまぁ不思議な気分だ。遠く離れた沖縄で、気温も景色もなにもかも馴染みがないのに、乗っているバイクは慣れたエンジン音、いつものライディングポジション、見慣れたタンクの汚れ。この違和感は高揚感という成分になり、心から漏れ出たそれは身体の隅々まで徐々に染みわたり、なんだかそれは「初めてバイクを乗った時」と同じような種類の幸福感に包まれていた。
そんな幸福感で、退屈なはずの渋滞の多い市街地をスルーし、まずは北部を目指す。沖縄と言えば青い海、それを見ながら走りたい。調べたところによると、北部の西側は海沿いに道が通っていることが多く、沖縄らしい青い海のそばを走ることができる。県民のライダーも走るなら北部に行くそうで、沖縄を感じながら走りたいなら北部は外せないだろう。
沖縄の定番のそばを食べたり、観光地として有名な「古宇利大橋」を走ったり、那覇空港から出発して2時間ほどで、めちゃくちゃ〝沖縄〞をしている。
ちなみに、取材当日は11月末。天気も良く気温はなんと26℃。半袖、夏用のジャケットでもよかったくらい。寒い冬は沖縄に逃げるのもアリかもしれない〜。
古宇利大橋
古宇利島と屋我地島(こちらは本島も橋でつながっている)をつなぐ、全長1960mの絶景ルート。左右に見える島が少なく、空と海の青をまっすぐに突き抜けるように伸びる橋は爽快感バツグン。本島有数の絶景ポイント
古宇利大橋は視界が開けて一直線の道。沖縄
を貫く爽快感は、普段本州で生活しているか
らこそ感じられる! 気持ちいい〜
沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利
そば屋よしこ
定番の沖縄のそば「ソーキ」「てびち」「三枚肉」の定番トッピング全部盛り、欲張りなアナタのための一品。ほかのメニューに「大」「小」の表記があるが、感覚的に「小」は並盛り、「大」は大盛り+ちょいαくらいの量なのでお気をつけて。味は違いなし!
沖縄県国頭郡本部町伊豆味2662
TEL0980-47-6232
営業時間:10:00〜16:00
定休日:金曜
沖縄ざっくりメモ(モリ調べ)
県民の皆さんに聞いたり、実際に走って感じた感覚をもとに沖縄の距離感覚、交通事情を分析してみた。走るスポットとしては南か北。本島の大きさは琵琶湖2個分くらいなので3日もあれば本土は結構走れてしまう。高速道路はたいして伸びてないので都市部を脱出するという意味では使っていいかも。島自体が観光地なのでレンタカーが多かったり、慣れない地元交通ルールがあったりで急な右左折、車線変更など予測不能な動きがあるので気を付けたい。逆に県民ナンバーのクルマはそういうことに慣れているためか、どういう状況でも譲ってくれることが多い気がした。
- 県民がツーリングに行くなら北部か南部
- 3日あれば本島は走り切れる
- 那覇市街は市営の地下駐車場に二輪駐車場あり
- 急いでなければ高速道路は使わなくてもいい
- 前方車両の動きは予測不能
主要な幹線道路、バイクはキープレフト!?
謎のご当地ルールがコレ。走行車線は左車線で固定されている。右折の場合は隙を見て一気に右折レーンまで車線変更をしなければならないのだが、僕は怖くて、幹線道路では右折はできなかった