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【オフローダーへの道⑥】田﨑慎也の挑戦 オフロードバイクでジャンプしたい ~Honda・CRF250L~

バイクの乗り方を誰にも習ったことがない
新米オフローダーの田﨑慎也が
元世界チャンピオンの渡辺明さんに
オフロードバイクでのジャンプの仕方を習う

(BikeJIN241 2023年3月号より抜粋)

今回もBikeJINの企画で、モトクロス元世界チャンピオンの渡辺明さんにオフロードの走り方を教わっています。前々からオフロードでぜひジャンプをしたいと思っていたので絶好の機会と思い、学んできました。

渡辺さんはこれまでたくさんの人を教えてきた経験から、最も人に伝わる方法で教えてくれる。分からないことを聞いて上達していく感覚がとても新鮮だ。これが人に習う醍醐味

ジャンプの仕方は説明だけ聞いたら案外簡単。①傾斜にバイクが乗ったらアクセルを一瞬吹かす。②次に上体を斜め後ろに上げる。③車体が浮いたらスロットルを一瞬吹かす。基本的にはこれだけ。意外と楽勝かなと思い、いざジャンプをやってみると案外難しい。車体が浮いているような感覚がありません。スロットルワークやポジションの移動はリズムだと思うのですが、2つ目の坂に到達する時にはすっかりリズムは崩れてしまいます。しかも、ジャンプ中の写真を見せてもらうと姿勢が崩れてまるで座っているようなポジションに。たしかに、車体が1番高いところに来たらシートにお尻がぶつかってたもんな。ひたすら周回しながらまずはリズムを刻み込みます。バイクに乗っていてもこんなにストイックに練習することなんてなかなかないですからね。

①傾斜にバイクの前輪が乗ったらスロットルを一瞬吹かす
②傾斜にバイクの前輪が乗ったらスロットルを一瞬吹かす
③シートの後方に着座し、後ろに荷重をかけたまま着地する

しばらく練習してるうちにほんの少しだけど飛べた感触が。後で見返したらほんのわずかだったし、地味だったけどジャンプできてました。渡辺明さんのジャンプを真横から見せてもらいましたが、フォームがまったく崩れておらず、キレイに飛んでいました。まだまだほど遠いけど、小さな一歩を踏み出せたことがとっても嬉しいです。実際の林道でジャンプをする機会があるかは分かりませんが、ここで学べたことは俺にとってこれからのオフロードライフに大きな影響を与えそうです。

バイクに乗っていない状態でも、体重の移動や状態の起こし方は学べるけれど、実際に走らせている時に実践するのはまた難しい

本当はフロントアップやアクセルターンも習う気満々でしたが、オフロードバイクの基礎が難しくて、とてもそんな派手な技までは辿り着けませんでした。今回学んだことを忘れないうちに林道に行ってライディングの基礎を復習しようと思います。

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