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【40歳からはじめるイケてるライダーへの道④】電動キックボードで時速15㎞の公道走行(自主練)

40歳を迎えて突如バイク雑誌編集部に配属となったカザマ
イケてるライダーを目指す生活がスタート
そもそもイケてるライダーってなんだ? と自問自答を繰り返す日々
今回は免許所得後に乗りたいバイクについて考えます

2輪免許を取得し、イケてるライダーを目指すこの連載。なかなか思うように取得が進んでいませんでしたが、ついに第一段階の見極めに合格しました!

【今月の教習内容】 

第一段階の見極めギリギリ……OK!

見極め当日はド緊張……。乗車前は錆びついたロボットのような動きで後方確認とミラーを調整していました(笑)。一本橋は少し早かったけどなんとか落ちずに走行。エンストもせず安心しました

見極め当日はかなり緊張してしまい、一本橋の課題は目標の7秒以上とはなりませんでしたが、落ちることなく無事OK。ようやく第二段階です。3月中には取得したい。Googleカレンダーとにらめっこしながら、教習予定を組みます。

二輪免許がまだないので教習所以外では練習もできません(普通自動車免許はアリ)。でも免許が取れたらすぐにでも公道を走りたい。そのために今回は「二輪で公道に慣れる」練習をすることにしました。

まずは「原付バイク」で。編集部・ヤマキ先輩の通勤用原付を借りて、会社近くを走ってみます。学生時代の宅配ピザアルバイト以来(およそ18 年ぶり)の原付でしたが、思ったよりスムーズに走行。でも、編集部のある世田谷区はいわゆる「高級車」がよく走っているエリア。ドイツ製やイギリス製のクルマがすぐ目の前や横を走っていると、えも言われぬプレッシャーが……。走るのは楽しいですが、その状況に疲れてしまいました。

はじめて原付で走った都心部の道。クルマとは違って交通量の多さが辛く走りづらかったので、すぐ小道に逃げ込みました

もう一つは「電動キックボード」。最近話題のシェアリングサービス「LUUP」を利用して、自宅から編集部までの道を何度か走ってみました。静かにスィーッと走る感覚が面白い。某時間SF映画に登場するホバーボードってこんな感じ? 公道を走る電動キックボードは時速15㎞までしか速度が出ないようになっています。少し早い自転車くらいの速度ですね。「ラクだし楽しい!」けど、環七や環八、甲州街道などの大きい道は「手押しゾーン」に指定されているので、走行禁止。コロコロと押して歩かなければならない……。走行自体は快適ですが、次々とクルマやバイクに追い越されるのがちょっと怖い。乱暴なクルマもたまにいますし、クルマ通りの少ない夜道ではスピードを出しているクルマもいるので、慎重に走っています。

車体の予約はアプリを使って、スタートとゴールの「ポート」を設定するだけなので簡単。料金は「1回につき基本料金50円+時間料金1分毎15円」で、公共交通機関と同じような金額感です。手軽で楽しい移動手段として「これはアリ!」と、ハマりつつあります。今日もタイムトラベルした主人公の気分になって、帰宅します。時速15㎞で。

❶ポートに置かれた電動キックボード。スマホで車体のQRコードを読み取ってロック解除
❷少し助走をつけてハンドル横のアクセルを親指で押すと、ススーッと進む
❸原付で走る楽しさをあらためて実感

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