【40歳からはじめるイケてるライダーへの道②】不思議シミュレータで酔い取り回し術を学ぶ
40歳を迎えて突如バイク雑誌編集部に配属となったカザマ
イケてるライダーを目指す生活がスタート
そもそもイケてるライダーってなんだ? と自問自答を繰り返す日々
今回はシミュレータ教習と取り回し術を学びます
輪免許を取得し、イケてるライダーを目指すこの連載。仕事の合間を縫って教習所に通い、もうすぐ第一段階を終えようかという進み具合です。初回はエンジンのかけ方、引き起こしなどのバイク操作について教わり、2回目の教習からバイクに乗りました。はじめは恐る恐る……といった感じでしたが、意外と早く慣れてきて、バイクに乗るのってとにかく楽しいですね!(まだ教習所内ですが) 難しかったのは、シミュレータを使った教習。「バイクの特性を知る」という目的で60~80㎞/hのスピードでカーブを曲がったり、雨で濡れた路面、未舗装路を走るのですが、目の前のシミュレータ画面がリアルなのかそうじゃないのか分かりづらい不思議な感覚。少し酔ってしまった……。
当たり前ですが、教習所って時間内バイクに乗ってオシマイ。車体の重さや動かすことにも早く慣れたいのに、なかなか自由に触る時間がありません。そんな悩みを編集部のセンパイ・ヤマキさんに話したところ「じゃあ取り回しと、バイクをハイエースに積む練習もしてみましょうか」と優しい言葉。日々、広報車両を借りて取材・撮影をするBikeJIN編集部にとって、積み込み&積み下ろしは基本とも言える業務。これができないと、撮影にも満足に出掛けられません。
手順は、ハイエースのラゲッジを開けて積み込み用のラダーレールを固定。バイクを半クラでゆっくり、まっすぐに前進させて、慎重に荷室に入れていきます。ホイールストッパーに乗せたら、車体を左右からベルトでしっかり固定して完了。ヤマキさんは慣れた手つきでスムーズに積み込んでいましたが、しばらくは誰かに付き添ってもらったほうが良さそう……。練習あるのみです。 そして、取り回しについて。ヤマキ流取り回しのコツは、車体を傾けて腰で支えること。「車体を垂直にする方法もあるんですけど、自分の身体に傾けたほうが右側に倒れにくいので、初めはこの形がいいと思います」とのこと。実際にやってみると、たしかに安定。後退時は両手でハンドルを持つ方法と、右手でシートを支える方法を状況によって使い分けるのがいいとのことです。
最後に「今のうちに教習所で倒したり転んだりを経験しておいたほうがいいですよ。自分のバイクや撮影用バイクでは倒せないですから(笑)」とアドバイス。ヤマキ教官、ありがとうございました! 押忍!