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【バイクライフ計画】オフロードを走りたい!

山地の多い我が国ではオンロードでは出会えない絶景がある
アナタもダートで立ち往生した経験や諦めて引き返した経験はないだろうか
少しでもオフロードを走るノウハウがあれば見られたかもしれない絶景
オフの基本を学んで、今度こそ絶景を見に行こうではないか

ダートを克服した先にある絶景5選

[長野県]天空の池*閉鎖中
[北海道]函岳
[高知県・愛媛県]中津明神山(天空の林道)

オフロード・ダートを走るための基本を押さえよう

渡辺明さん
日本人で唯一のモトクロス世界選手権チャンピオン。現在は関西・関東の両方でオフロードスクール「ベストテクスクール」も開講

http://awp.fan.coocan.jp/awp/index.htm

そんなわけで今回は、MX界のレジェンド、渡辺明さんの指導の元、オフロードの走り方の基本を学んで、絶景に続くダートを走るために必要なスキルを学んできた

【基本の乗車姿勢】

1.骨盤は立てる(背中まっすぐ)

2.腕は上からハンドルを覆うように

3.肘はあげ気味

1.前傾になり(背中は猫背にしないで真っすぐのまま)おしりを少し後ろにずらす

2.膝の位置はシッティングの時より後ろ

3.肩の位置はフロントフォークの延長線上

4.ニーグリップはしない

1.目線はフロントタイヤのちょっと先

2.シートの外側にお尻をずらす

3.イン側の前方に足を出す

4.鎖骨をハンドルと平行に

アドベンチャーバイクの扱い方も基本は同じ

ハンドルを切るときは鎖骨のラインと平行にし上半身で、荷重をフロントメインにするのが良いそうだ。重量があるので、後ろ荷重で腕だけでハンドル操作を行おうとすると力が伝わりづらいからだ

加速時
減速時

1.荷重はフロントメインに

2.ハンドルを切る時は鎖骨と平行に

3.コーナーではお尻を外側にずらして、腰がハンドルに正対するように

4.加速時は前傾姿勢で、減速姿勢は後ろ気味で

ダートの絶景を見るためオフロードの基礎を学ぼう!

 ツーリング中、急に目の前にダートが出てきたらアナタはどうする? その先に有名な絶景スポットがあったとしたらどうだろう。ダートを走った経験がなければ泣く泣く引き返すしかないかもしれない。そんな悔しい思いはしたくないので、今回、モトクロス世界チャンピオンにも輝いたことのある渡辺明さんにオフロードの走り方を教わってきた。

 基本的な姿勢はシッティングとスタンディング。シッティング・スタンディングともに加速する際は加速Gに耐えるため前傾に、減速する際は前のめりになる減速Gに耐えるため、後ろに荷重をかけるのがセオリーだ。

 続いてはコーナリングについてだが、はじめにコーナリングは減速と加速がセットだということを頭に入ツれておこう。大まかな流れは

1、 スロットルオフして減速。

2、 フロントブレーキでさらに減速したらクラッチを握る。

3、 2の状態から半クラにしながらスロットルを開けてコーナリング(フロントブレーキは軽く握りっぱなし)。

4、 コーナーを抜けたらハンドルと上体を真っすぐにしてクラッチを繋ぎ加速。

となる。

 ここで特筆すべきはプロのライダーでも、タイトターンは5 ~ 10㎞まで速度を落としているということ。もしアナタがダートのコーナーを抜ける際、間違ってもオンロードと同じ感覚で曲がってはいけない。コーナーでは姿勢とスピードコントロールが重要なのだ。

加減速・コーナリング

Uターンの減速とコーナリング時の動作を、乗車姿勢、スロットルの開け方、ブレーキの状態別に図説。ターンが苦手な人は速度が出過ぎている傾向が強い。減速→コーナリング→加速はひとつの流れ。それぞれの段階での動作が次の行動に結びついているものだと考えよう

①スタンディングからスロットルオフ

②ブレーキング

③フロントブレーキをかけたままクラッチを握る

ブレーキをかけて速度が落ちてきたらブレーキをかけたままクラッチを握る。

④お尻をずらして外側に座る&内側の足を前方に出す

お尻をずらしてシートの外側に座り、イン側の足を斜め前に出す

⑤半クラッチでスロットルを開ける

④の状態でコーナーに入り半クラッチでブレーキを握ったままスロットルを開けて曲がっていく。速度は5 ~ 10㎞

⑥鎖骨をハンドルと平行にクラッチを繋いでスロットルを少し開ける

コーナーを抜けたら上半身とハンドルをまっすぐに戻す。上半身の姿勢をキープしたままクラッチをつないでスロットルを少し開ける

⑦前傾姿勢になりさらにスロットルを開ける

さらに加速する場合は、⑥の体勢から前傾姿勢になり、さらにスロットルを開ける。この時イン側の足はステップの後ろに

⑧スピードが乗ったらスロットルオフしてスタンディング

オフロードの基本を身につけて、ダートを越えた先にある絶景を見に行こう。

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