やっぱりビーエム推し!「BMWモトラッドの賢い買い方」
BMW二輪正規ディーラーの「モトラッド羽田」で店長を務める野崎さんに
仕事として関わるからこそ知ったBMWの魅力を、とことん語ってもらう
最終回は、実体験に基づくBMWモトラッドの賢い買い方について!?
唐突ですが、BMWモトラッドの中心的存在となっている機種は、やはりR1250GSシリーズです。昨年に全世界で新車販売されたBMWモトラッドは20万2895台で、このうち約6万台がR1250GS/アドベンチャー。約3割を占めています。モトラッド羽田でも、近年に販売させていただいた新車や認定中古車の3~4割が、1250や1200のGS系という印象です。とはいえ、BMWモトラッドはGSだけのブランドではありません。
例えばBMWの象徴であるフラットツイン(水平対向2気筒)エンジンは、現在では水冷と空冷を使い分けながら、GSシリーズだけでなくツアラー系やヘリテイジ系などにも使われています。
少し前に、BMWのR18をハーレーダビッドソンやドゥカティと同じコースで乗り比べる機会があったのですが、BMWが持つ懐の広さを改めて感じさせられました。フラットツインエンジンは適度にパルス感がありながら主張しすぎず、操ればフレンドリー。そしてそのエンジンが、車体としっかりマッチングしており、人が操る乗り物としてライダーに寄り添うような雰囲気を、強く持ち合わせています。
ちなみに、“BMWイズム”とも言えるようなこういうマシンづくりの思想は、水冷並列4気筒エンジンのSシリーズや水冷並列2気筒エンジンのFシリーズ、水冷並列6気筒エンジンのKシリーズなど、他のBMWモトラッドからも感じることができます。スーパースポーツのS1000RRにグリップヒーターやクルーズコントロールが標準装備されているところなどは、とても分かりやすい例かもしれません。
でも正直なところ、装備やスペックデータからだけでは、BMWモトラッドが持つ本当の魅力を知ることは難しいと思います。ですから、気になるモデルがあるなら、近くの正規ディーラーを訪ねるなどして、まずはとにかく試乗してみるのがオススメ。ショップの周辺をグルグルしただけでは、多くのBMWモトラッドが長所とするクルージング性能などは体感しづらいので、許されるのであれば、高速道路なども走ってみてください。試乗のコースや時間に関する設定はディーラーごとに異なりますが、モトラッド羽田の場合、首都高の湾岸線などで試乗していただくことも推奨しています。
「でも、試乗して気に入ってもBMWは高価で手が届かないから……」なんて思っているライダーも多いようですが、じつはBMWモトラッドはローンプログラムも充実していて、“お支払いもフレンドリー”。とくに注目してほしいのは、残価据置型のBMWバリューローンです。これは、あらかじめ車両本体価格の一部を最終回のお支払額として据え置くことで、月々のお支払を軽減できるローンプログラム。新車だけでなく認定中古車でも利用可能で、最長5年のローン期間が選べます。BMWモトラッドは認定中古車制度もしっかりしており、中古車価格が安定傾向にあるので、バリューローン最終回に売却清算する場合に、満足できる価格になる可能性も高めです。
もちろん、BMWモトラッドにはスタンダードタイプのローンも用意されていて、ユーザーのニーズに合わせた柔軟な設計が可能。たしかにBMWモトラッドは高価ですが、じつは意外と月々の出費を抑えながら楽しむことができるのです。これは、ローンをフル活用してBMW3台持ちを実現した私が言うのだから、間違いありません!
さて、約1年半にわたり連載させていただいたこのコラムは、最終回となりました。最後はなんだかBMWローンの宣伝みたいになってしまいましたが、ディーラーの店長という立場だけでなくBMWモトラッドのいちファンとして、より多くのライダーにBMWモトラッドの世界観を楽しんでもらいたいと願っております。モトラッド羽田までお越しいただければ、もっと深くその魅力をお伝えすることもできます。試乗車も多数用意しておりますので、お近くの方々はぜひ店舗にもお立ち寄りください。一緒にBMWモトラッドライフを満喫しましょう!