【BikeJIN祭り予習ツーリング③】”いにしえ”と”現代”両側面から文化を捉えよう
アイヌ文化を深く体験しアイヌグルメも堪能
そしていよいよ”ウポポイ(民族共生象徴空間)”へ。アイヌ民族について深掘りして体験学習出来る施設ダ。以前のポロトコタンと比べると、かなりスタイリッシュな外観となって居て驚く。
俺も手始めに伝統的コタンを体感すべく”ポロチセ(大きい家)”でアイヌの衣服を着せて貰う。以前のバイクジン祭りのステージでも着用したが、鉢巻を締めると何とも気持ちが凛とする。せっかくなので、係の方に訪問時の作法を教えて頂いた。
写真のように行ってみたが、コレがなかなかの高評価で嬉しくなってしまう。ソコで係りの方が仰った「疑問に思った事を尋ねて貰えると助かります」という言葉にウポポイの味わい方のキモを感じた。どんな博物館でもそうダガ、館内の展示物に疑問を持ったら学芸員さんやスタッフさんに質問をしてみるコトダ。ただ”ダラッと”見るダケでは勿体無い。話を聞いて更に深く展示物を知るコトが出来る筈ダ。
ポロチセから出て見たウポポイの景色は、入場したときのイメージとすっかり変わって見えた。近代的な生活空間からの見え方と、伝統的な生活空間からの見え方、そのどちらも感じるコトが出来る。コレこそが民族共生象徴空間ウポポイの”共生空間”たる所以なのカモ知れない。
途中で、以前着付けをして頂いたカッケマッ(ご婦人)と再開したが、お互いに覚えていて嬉しかった。人が暖かいなぁと思いながら、次は国立アイヌ民族博物館へと進む。入り口側から見ると屋根にあたる部分にチセ(家)の屋根を支える構造のひとつであるケトゥンニ(三脚)をイメージした博物館のロゴマークが。中に進むと、ソコには様々な展示物が並んでいるのダガ、俺が知るトコロの博物館に比べて触れられるモノが多い。子供は遊びの様に、大人は少しアカデミックに触れるコトが出来るのはありがたい。
アイヌ文化に全く触れたコトの無い方は、漫画”ゴールデンカムイ”を入り口にすると、いいカモ。
今回はシメメシとしてジビエ料理、更に鮭のオハウを頂いたが、どちらもヒンナなモノダッタ。
最後に白老土産を”山珍白老店”で買い込む。裏手が加工場で、まさしく直売。かなり値ごろ感があったノデ、思わず1万円弱の珍味を買い込んでしまった。めちゃめちゃ駆け足やったケド、コレでシメ。9月に北海道でみんなと会えるのを楽しみにしてるデ。
ウポポイ(民族共生象徴空間)
再現されたチセ(家)が立ち並ぶエリアは“伝統的コタン”と呼ばれるエリア。自分が実体験出来る展示がココにはアル
アイヌの衣服の着付けはもちろん、訪問時の作法や屋内のあちこちに飾られている神主さんが持つ大幣の様なモノは何か?漆器が飾られているのは何故か? 聞いてみれば分かる
イカラ ウシ(工房)では、職員の方が衣服を製作中。衣服の素材は、毛皮、樹皮、草皮、木綿等が使われるが、鮭の皮を使った履物も
アイヌ民族の衣服には様々な文様がアルのダガ、その文様は地域や人によって様々。刺繍に魔除けの意味を込める人もいるらしい。コレも調べると面白そうダ
以前着付けをして下さった“ピリカメノコ”は、俺との再会を喜んで下さって「久し振りにムックリ聞かせようか」と、超絶技巧の演奏を披露。思わず聞き惚れてしまったヨ
バイク用駐輪場あり!
バイクの駐輪場は、パニアケース装着車もゆったり止めて置けるスペースが確保されていてありがたい。都市部の駐輪場もこうなればイイのにな
アイヌ衣服の着付けや舞踊や演奏の他にも、狩猟の練習として伝わる弓矢を使った遊び体験も出来るのダガ、コレがなかなか当たらない。実際には矢先に毒を塗っていたらしい
アイヌ民族の精神世界の展示コーナーで異彩を放つ、飾りを纏った子熊の剥製。コレは樺太アイヌの霊送り儀礼における、子熊をつなぐ杭と子熊の飾付を復元した展示ナノダ
印象的な建築物の国立アイヌ民族博物館の2Fでは、写真にも写っているサークルの内側エリアを見れば概要が分かりソコから外側へ向かうと詳細が分かる展示がされている。時間が少ない人にも優しい
北海道白老郡白老町若草町2-3
https://ainu-upopoy.jp/
営業時間:9:00 ~ 20:00(7 ~ 8月)
※他期間の営業時間はHPを確認
閉園日:(祝休日の場合は翌日以降の平日)
山珍白老店
白老では牛とタラコの印象が強すぎて、他の水産加工品の存在が目に入って居なかった(失礼しました)。加工場に併設された直売所ナノデ大きくは無いが、アイテムはたっぷり。お値打ちな価格で俺もついつい爆買い
北海道白老郡白老町字石山9-31
TEL0144-83-5211
営業時間:10:00 ~ 17:00
定休日:水曜
シメメシ
ゴールデンカムイで言うトコロの「ヒンナヒンナ」な料理だったなぁ
ウポポイには美味しそうな料理を出してくれる店が多くて迷うが、自然との調和を重んじたアイヌ民族の考え方に敬意を評して、焚き火ダイニング・カフェ ハルランナで頂いた。焚き火の香りが心地いい店内で頂いたタリアテッレ蝦夷鹿のミートソースは美味
そして更に、どうしてもオハウが食べたくてハシゴ。CAFÉRIMSE で頂いたソレはシンプルで優しい味わいでほっこりしてしまったゾ
焚き火ダイニング・カフェハルランナ
北海道白老郡白老町若草町2-2-5
(ウポポイ エントランスエリア棟)
TEL0144-84-6545
営業時間:11:00 ~閉園時間まで
定休日:ウポポイの閉園日に準ずる
CAFÉ RIMSE
北海道白老町若草町2-2-1
(ウポポイ 歓迎の広場)
TEL0144-85-2177
営業時間:9:00 ~閉園時間まで
定休日:ウポポイの閉園日に準ずる