便利さに加えて、かぶりやすく脱ぎやすい工夫も施されています
また、ボクはメガネをかけていませんが、ヘルメットをかぶったままメガネの脱着ができることもシステムヘルメットのメリットのひとつ。そういえば、ネオテックになってインナーシールドを装備する以前は、サングラスの脱着が楽ちんだったのを思い出しました。
さらに、初代のJ-ACTORからワンタッチバックル→マイクロ・ラチェット・システムと進化しながら、ワンタッチで簡単に着脱できるタイプのアゴ紐を踏襲しているのも特筆したい点です。
フルフェイスの安全性と、オープンフェイスの開放感を合わせ持つ、一石二鳥のヘルメットがシステムヘルメット(フリップアップヘルメットともいいます)。
ボクはスモーカーなので、フェイスカバーを上げればヘルメットをかぶったままでも飲み物が飲めたりタバコが吸えるということもあって、SHOEIのJーACTORが1993年に登場して以来、ずっとシステムヘルメットを愛用しています。
特に高速道路を使ってロングツーリングに行くときなどは、オープンフェイスよりもフルフェイスのほうが何かと安心ということで、システムヘルメットをチョイスしています。
また、ボクはメガネをかけていませんが、ヘルメットをかぶったままメガネの脱着ができることもシステムヘルメットのメリットのひとつ。そういえば、ネオテックになってインナーシールドを装備する以前は、サングラスの脱着が楽ちんだったのを思い出しました。
さらに、初代のJ-ACTORからワンタッチバックル→マイクロ・ラチェット・システムと進化しながら、ワンタッチで簡単に着脱できるタイプのアゴ紐を踏襲しているのも特筆したい点です。
SHOEIのシステムヘルメットの歴史はけっこう長くて、初代のJーACTORの登場以来、2000年にはシンクロテック、2007年にはマルチテック、そして2012年にネオテック、そして今年、最新型となるネオテックⅡが登場しました。
当然、新しいモデルが登場するたびにさまざまなところが進化しているのですが、いちユーザーとしてとても大きな進化を実感したのがネオテックでした。
SHOEIは2010年に茨城工場の敷地内に風洞実験施設を設置。ここで新型のネオテックは徹底的なテストを繰り返して開発され、空力特性の向上や風切音の大幅な低減などを実現していました。
通常のフルフェイスヘルメットよりも、フェイスカバー(チンガードとも呼びます)がある分、若干大きめになるシステムヘルメットですが、この開発手順を踏むことで、非常に静粛性の高いモデルに仕上がっていました。風切音って、長時間のツーリングだと疲労に直結してしまうので、これはとても大きな進化でした。
最新型のネオテックⅡは、エアロダイナミクスやシールドの気密性、ベンチレーションをさらに向上させるとともに、フェイスカバーの2段階で全開できるようにして、2段階目はより強固にロックがかかるようになって、何かのはずみにフェイスカバーが落ちてくることを防いでいます。
そして、なんといっても今回の進化の最大のポイントは、SENAのネオテックⅡ専用インターコム・SRLが用意されたことです。あらかじめ、このインターコムを装着できるように帽体がデザインされていて、とてもスマートにインターコムを装着することができるのです。
いまどきは、ナビゲーションの案内や音楽を聴いたりと、スマートフォンがバイクに乗る際の重要なコミュニケーションツールになっていますから、スマホとつながるインターコムはどんどん重要な装備になってくるはず。今後は、スマホとバイクのメーターがどんどん連携するようになるでしょうから、インターコムはバイクに乗る際の必需品になるでしょう。