世界遺産を巡る旅
2013年、富士山が世界文化遺産に登録されたが、全国各地にある世界遺産を目指すのも、旅のテーマにしてみよう。日本の自然や文化に触れることで、日本の魅力を再発見できる。
ツーリングを計画しているひとときはとても楽しい。「ここにも行きたい、あそこもいいな~」と心が浮き立つ。しかし現実には、自由気ままにどこにでも行けるわけではない。限られた時間の中でどんな旅をするのかを明確にする必要があるのだ。要するに、日数や目的、そして走れる距離をしっかり把握したうえで、旅のテーマを決めることが大切。
たとえば、旬のうまいものを食べることを目的にするなら、いま、どこで、なにがうまいのかを調べてみる。そして、ツーリング可能な時間や日数、バイクの大きさ、特性に見合った場所をそうした中から選択すればいい。週末を利用して日帰りや1泊2日でツーリングするとなると、範囲は自ずと決まってくる。こうして目的地を絞り込んでいくのだ。
テーマに即した行き先が決まれば、周辺の見どころや爽快な走りが堪能できそうな道を探してみる。時間的に無理のない範囲でそうした場所を巡るようにプランニングすれば、充実したツーリングとなるのだ。目的なしに走り出す自由さはたしかに憧れだが、テーマを決めたほうが安全で快適な旅ができる。
『改訂版 最新版ツーリングノウハウ100』 158ページ
1,296円(税込)
2013年、富士山が世界文化遺産に登録されたが、全国各地にある世界遺産を目指すのも、旅のテーマにしてみよう。日本の自然や文化に触れることで、日本の魅力を再発見できる。
四季が明確で、海の幸、山の幸が豊富な日本には、旬のうまいもんが盛りだくさん。B級グルメも含めて、うまいもんを食べにツーリングするのも、ちょっと贅沢気分の旅が味わえる。
バイクの最大の楽しみは、なんといっても爽快な気分で走ることだ。幸いなことに山岳地帯が多い日本には、爽快に走れる絶景道が数多くある。そんな道を目指してツーリングしよう。
日本は温泉天国。全国各地に温泉が点在していて、日本三大名湯と呼ばれる温泉地から、山間にひっそりと湧く秘湯までさまざまある。効能豊かな温泉で極上の時間を過ごすなんていいよね。
バイクならではの自由をもっとも感じられるのがキャンプツーリングだ。大自然のまっただ中で満天の星を眺めながら過ごす。そんな非日常が贅沢だ。設備の整ったキャンプ場も数多くある。
高速道路やバイパスが整備され、移動はスムーズになった。だがいまも、昔ながらの旧街道があちらこちらに点在し、沿道に風情ある町並みも残る。そんな歴史街道を辿るのも旅の楽しみだ。
高速道路やバイパスが整備され、移動はスムーズになった。だがいまも、昔ながらの旧街道があちらこちらに点在し、沿道に風情ある町並みも残る。そんな歴史街道を辿るのも旅の楽しみだ。
休日はどこも行楽客でいっぱい。往復の道路も渋滞なんていうこともしばしばだ。ならば早朝に出発し、昼過ぎには帰ってくる朝ツーリングはどうだろう。早朝ならではの風景も堪能できる。
休日はどこも行楽客でいっぱい。往復の道路も渋滞なんていうこともしばしばだ。ならば早朝に出発し、昼過ぎには帰ってくる朝ツーリングはどうだろう。早朝ならではの風景も堪能できる。
島国である日本には、数えきれないほどたくさんの岬がある。そんな岬めぐりも旅のテーマとして面白い。最北端や最南端の岬を目指すなんて、ちょっとドラマチックで心がわくわくする。
歴史や文化に触れる旅に近いが、城や神社仏閣を目的にするツーリングもいい。四国札所巡りなどはその際たるものだが、ある意味で旅の根源だともいえる。パワースポットとしても注目。