【SENA/インターコム】MESH 3.0製品ラインナップ
セナ・インターコムの2025年シーズンは、「60S」の登場とともに第3世代のメッシュ・グループ通話システム「SENA MESH 3.0」がメッシュ対応機ならファームウェアのアップデートで利用可能になる!
※BikeJIN vol.264 2025年2月号参照
問:セナブルートゥースジャパン https://senabluetooth.jp
二つの新しい通信技術で“つながる楽しさ”がアップ
今や50シリーズ、srlシリーズを中心に、グループ通話システムに「セナ・メッシュ2.0」を全面的に採用するセナのインターコム。メッシュ・グループ通話は、それまでのブルートゥース・システムと異なり、複数のメンバー間の通信をメッシュ(網目)状に接続してネットワークを作る。そのため、かんたんに接続ができ、その上接続が切れにくいというのが大きなメリットだ。
そんなセナのメッシュ・インターコムが第三世代ともいえる「セナ・メッシュ3.0」に進化した。新しい通信アルゴリズムを採用し、お互いが見通せないような環境でも接続が安定したことに加えて、従来に比べて音質が向上。また、複数のインカムが同時にデータを送信するときに、お互いのデータが干渉しないようにするパケットコリジョン回避技術を導入。通信の遅れが減って、安定した接続を実現している。さらに、従来のセナ・メッシュ2.0とも互換性が保たれているため、メッシュ2.0のインカムとも通信ができる。
このセナ・メッシュ3.0は、この冬にリリースされた「60s」に初めて採用された。さらに、25シーズンには50シリーズやsrlシリーズといった、セナ・メッシュ2.0を採用しているインカムのファームウェアをアップデートすることで、セナ・メッシュ3.0が利用できるようになる。
さらにセナは25シーズンに、このメッシュ・通話システムに加えて、まったく新しい通話システムをリリースする。それが「ウェーブ・インターコム」だ。このアプリはスマホの通話ツールで、スマホとその音声を運転中に聞くことができるインカムさえあれば、メンバー同士が通話できたり位置情報が共有できたりするというもので、なんとセナインカムである必要すらない。セナの最新インカムである60sであればインカム側で操作したり、メッシュ通話とwave通話を状況に応じて自動で切り替えることができるのだが、とにかくこのアプリの登場で、インカムはついに「距離」や「機種」も無制限になったといえる。
セナ・インターコムは、デビューした時から仲間と“つながる楽しさ”を、さまざまな形で実現してきた。2025年のバイクシーズンに向けて、セナはメッシュ3.0とウェーブ・インターコムという新しいテクノロジーで、今まで以上に仲間とつながる楽しさを提供してくれることだろう。
2025年のSENA その1
随時、SENAMESH3.0にアップデート!
60Sで新たに採用されたグループ通話システム「SENA MESH3.0」。クァンタムシリーズをはじめ既存の2.0対応モデルも、ファームウェアのアップデートで随時3.0対応になる
新たな通話スタイルも登場!!
セナ・インカム同士で直接通信するメッシュ通話に加えて、インターネット経由の通話「WAVE INTERCOM」が登場。専用スマホアプリを介して利用できるようになる
2025年のSENA その2
カンタン操作
安心定番の
「ダイヤル」セナ・インターコムのアイコンともいえる「ジョグダイヤル」。“回して選択、タップで決定”というダイヤル操作は、グローブをはめた手でも直感的に操作できる
シンプルな「3ボタン」
インターコムで一般的な3ボタンも、セナ・インターコムなら選択可能。シンプルな操作感で、他のインターコムからの乗り換えでも自然に使い始められる
操作・つながりの可視化SENA Motorcyclesアプリ
セナではインカムは専用アプリ「SENAMotorcycles」を用意。通話相手を一覧から選べることをはじめ、インカムを視覚的に操作できるという意味で、オーナー必須のアプリだ
カンタンアップデート OTA(ON THE AIR)
インカムを最新の状態に保つファームウェアのアップデートも「OTA(Over the Air)」機能を使えばお手軽かつカンタン。インカムに接続したスマートフォンのアプリを使って、ファームウェアの更新ができる