[憧れの海外ツーリング]南米バイク放浪記⑩「骨折、完治ボリビア旅、再出発!」
骨折から復帰した川田が再び南米を駆ける!
トゥピサからスクレへの道中で出会った絶景
トラブル、そして新たな友人との交流を通じて
南米ツーリングの魅力をお届けします。
BikeJIN2025年1月号 Vol.263掲載
トゥピサ出発:名残り惜しい2カ月の滞在
皆さんこんにちは! ボリビアのトゥピサで骨折し、2カ月の療養を経て無事ツーリング生活に戻る事になった川田です! 今後はより一層、安全第一の意識を持って引き続き南米を走って行きたいと思います!
次の目的地は、ここから北に約400キロにある、『スクレ』という町。ただ怪我明けの1発目から、いきなり400キロも走るのは少し不安な為、280キロ先にある『ポトシ』という町で一泊する予定です。
約2カ月滞在したトゥピサ。離れるのは流石に名残り惜しい。出来るだけゆっくり(笑)出発準備をして、お世話になった人々にお礼を言い、髪の毛が抜ける程後ろ髪を引っ張られながらもトゥピサを後にします。
久しぶりのツーリング。おっかなびっくりですが走っているとやっぱり楽しい。ボリビアは峠が多く、景色もバラエティに富んでる為、本当に走ってて飽きません。
出発が遅かったのと、さらにいつも以上に丁寧に走った為、ポトシに着いたのは暗くなるギリギリでした。銀山で有名なポトシ。現地民が鉱山で働いてるのを見学するツアーがこの町の見所ですが、私はどうにも興味が持てず翌日にはポトシを離れスクレを目指しました。
ポトシ〜スクレ間はそこまで距離は無いので、結構早く着く予定だったのですが、途中でバイクのスタンドが外れるという、結構面倒くさいトラブルに見舞われ、修理屋を探すも日曜日だったという事で、対応してくれる修理屋を見つけるのにも骨が折れる結果に。
結局、なんだかんだでスクレに着いたのは夕方。ここから宿を探すのにさらに一苦労。というのも、基本的に私は海外ではスマホのSIMカードを変えず、現地のWi‐Fの為、走行中はマップの経路検索が使えません。GPSは反応するので、GPSの動きを見ながら自分の位置情報を把握し、目的地を目指します。そうすると南米の大きな都市は、必ず一方通行の道があり何度も回り道をしなければいけない事があったりします。その都度、またマップと睨めっこしルートを修正しながら進みます。この作業、ハッキリ言って面倒ではありますが、せっかく海外にいるのに、ツーリング中にスマホの煩わしさに邪魔されたくないので、SIMは変えたくないのが本音です。
この日投宿できたのは暗くなってから。宿にはチリからコロンビアを目指す、コロンビア人ライダーがおり、仲良くなって飲みに行く事になりました。ちなみにスクレには2〜3日程滞在する予定です。
さて、次回はボリビア最大都市『ラパス』を目指して走っていきます!それでは♪