【マヒトが行く】-川上村- ②再会はニコニコと緊張を連れて来る
緊張の吉田シェフの背筋はピ〜ン!
高原野菜と言う言葉を最初に生んだと言われている川上村は、主にはモノ野菜の産地で、今の時期はレタスが作物のメイン。村内はレタス畑が広がっていて、大地の濃く柔かな緑と空の青を山々の稜線が境界線を描いているかの様ダ。
二人の料理人との待ち合わせは村のランドマーク〝ナナーズ〞。いわゆるスーパーナノダガ、地元食材も多くて今回の企画にもピッタリ。ナナーズには、待ち合わせの20分ほど前から吉田シェフがスタンバイして、師匠でアル忠利さんを待ち構えているが、面白いくらいにソワソワしている姿が可愛い。時間の5分前に忠利さんがニコニコと登場するや、吉田シェフの背筋がビンビンに伸びて「おはようございます!」と元気な挨拶。
ナナーズで調味料を買い込んで、更に〝森の駅マルシェかわかみ〞で二人の目利きが食材を吟味して行く。「これ美味そうですね」「それ良いよ美味い」と、何気無い師弟の会話が端で見ていて面映い。いつも自信満々な吉田シェフのドキドキが聞こえて来そうダ。朝採れピンピンの川上産レタスやトマトなんかを買い込んで、今回特別に厨房を貸して頂いた〝岩根山荘〞へと向かった。
途中のワインディングを走っていると、大きな箱を積んだ大型のトラクターと何台も遭遇するが、積荷はきっとレタスに違い無い。農繁期の一般道には、農地から出た土がアスファルトに点在しているノデ、路面のミューが低いトコロが多いノデ飛ばさず注意して走るが吉。そうこうしているうちに、クライマーとサッカー選手のベースキャンプ〝岩根山荘〞に到着した。
山荘の周辺は、軽登山からロッククライミング、冬季には広い前庭に〝アイスツリー〞と言う気軽にアイスクライミングを楽しめる氷壁が設置される。高さ11m幅25mの氷壁は迫力満点。宿の収容人数も多いノデサッカー合宿の利用も多いらしく、有名なサッカー日本代表選手のサインも飾ってあったりして、お好きな方には堪らないハズダ(担当カザマル&カメラ五味も大興奮)。
さて、ひと心地ついたら料理スタートダ!