[1000km走りたい!]準備その④トラブルへの備え
1000㎞ツーリングにおける成功と1 は? 当たり前だが“無事帰る”ことだ。では失敗とはなんだろう? 答えは簡単なトラブルによるリタイヤ、旅の中止である。そんなリタイヤにつながるトラブルの中には前もってなんらかの対策しておけばリカバリー可能な事象も多い。その代表例がレバーの欠損。旅先で立ちごけや転倒でレバーを折ってしまっても、換えのレバーと交換する術さえあればものの5分で復帰が可能。レバーを持っているだけで立ち往生することがなくなる。タフなツーリングライダーはトラブルにめげずに走り続けるものなのだ。
【結論】持っていくべき5つの必需品
①予備パーツ
左右のレバーをはじめとする転倒で破損して走行不能になりそうなパーツは持っておく。たとえ自分では交換できなくても、お店まで辿り着ければ、在庫がなくても交換してもらえるのだ
②モバイルバッテリー
今や携帯電話は必携。トラブルが起きても電話さえつながれば助けを呼べる。車両に給電設備を備えるかモバイルバッテリーを携行。保険にロードサービスが付いていれば連絡先もお忘れなく
③ジャンプスターター
バッテリーは劣化具合が分かりにくく、しかも最近は押しがけがしにくいインジェクション車が大半。モバイルバッテリーにもなる小型のジャンプスターターがあると安心だ
④パンク修理キット
チューブレスタイヤの場合、釘が刺さったところで旅を続けられることが多いが、チューブタイヤのパンクは即走れなくなるため面倒。瞬間パンク修理剤ぐらいはお守り代わりに持っておきたい
⑤救急セット
骨折などの大怪我はともかく、ちょっとした傷や虫刺され、蜂毒対策のアイテムは持っておく。筆者の場合、痛み止めのロキソニンとアイテムを修理するための裁縫セットはマストアイテム