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[アンケート調査!]ツーリングライダーの必須科目“泊まりがけ”

休日を利用して限られたチャンスで行くツーリング
せっかくなら濃密なものにしたい
“ロンツー”なら時間や環境など難易度は上がるが
行ける場所、見られる景色が格段に広がるだろう
そこで今回は“ロンツー”を推す理由を読者の意識調査と共に紹介しよう

日帰りもいいけど泊まりもメリットがいっぱい

巻頭特集を企画するにあたり、読者に「ロンツー」に関する意識調査を行った。

最初に把握しておきたかったのは、「皆さんが日帰りだとどれくらいの距離を走っているのか?」ということ。結果は上のグラフの通り。どうやら限界値のボリュームゾーンは500㎞辺りのようだ。片道250㎞と考えると東京を起点に西は名古屋、北は福島の郡山にもたどり着けない……。

もちろん日帰りにも金銭面や、その日のうちに家に帰れるなど、メリットはいろいろある。

一方、泊まりツーリングはスケジュールや物理的距離の影響で、単純に行ける場所の選択肢が広がったり、観られる景色が増える。

例えばワインディングの近くに宿泊すれば朝一から走るのを楽しめるし、ぐっすり休んでいるからツーリングのハイライトを体力マックスで迎えることもできる。ほかにも、初日の天気が悪くても翌日に望みをかけられるし、雲海や朝日など、いつもと一味違う絶景を狙いやすい。なにより「今日帰らなくていい」ということには代えがたい特別感がないだろうか? このようにパッと思いついただけでも多くのメリットがある。

泊まりツーリングの最大宿泊日数を聞いたアンケートでは、9割以上のライダーが「泊まり経験アリ」。という結果に。ほぼすべてのライダーがやっているということは、そこに時間とお金をかけていくだけの絶景やグルメ、走りといった素晴らしい体験があるということだ。

金銭面や割ける休日のことを考えると、一般的な社会人が泊まりのツーリングに行けるのは、多くても年に2〜3回くらいになるだろう。だからこそ1回分のツーリングを濃密なものにしたい。行ける場所が広がる「泊まり」ならばそれを実現することも可能だ。

2日間の休みの1日をツーリングに割いているライダーの皆さん、今年の夏は両日使い最高のツーリングに出かけよう。

Q1.日帰りツーリングで最長何km走ったことがありますか?

日帰りの限界距離は250km!?
「日帰りツーリングで最長何㎞走ったことがありますか?」というクエスチョンに対し、もっとも多かった回答が500㎞で、次が700㎞の層。「500㎞なら結構遠くまで行けるじゃん!」と一瞬思うかもしれないが、日帰りなので往復で500㎞、と考えると片道250㎞になる。そして、今回聞いたのはあくまで「最大値」なので、普段のアベレージはさらに低くなることが予想されるだろう。350㎞だと距離が延びる分、スケジュールがカツカツになるだろう。行ける場所はかなり限られてきそうだ……

Q2.宿泊を伴うツーリングは最大何泊したことがありますか?

宿泊しないなんてもったいない!
泊まりがけで1週間以上のツーリングをしたことがあるライダーが5割近くいることがアンケートから判明。1日の走行距離が500㎞だと仮定すると7日間で3500㎞。走りもそれ以外もかなり充実し、忘れられないツーリングになったことは間違いないだろう。日数に関わらず泊まりがけのツーリングを経験したことのある人も合わせれば9割以上という結果になった。泊まりがけのツーリングは、さまざまなメリットがあるので大半のライダーが経験しているのにも納得だ。残りの6%の人、これを機に泊まりがけのツーリングに行ってみよう!

Q3.“ロ ングツーリング”に行くのはどの季節が多いですか?

ロングツーリングは夏が多い!
休みが取りやすい傾向にある夏にロンツーに出かけるライダーがもっとも大きい割合を占めた。特集内でも扱うが、夏のロングツーリングは、ただでさえ暑いことに加え、普段のツーリングより距離も延びるので環境はさらに過酷になる。対策は万全にして出かけたい

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