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編集ヤマキのゼファー750復活記「劣化したワイヤーの交換」

どうしても乗りたくて手に入れた愛車、カワサキ・ゼファー
大切に乗っていた(つもり)だったけどだんだんガタが……
そんな予兆を見て見ぬフリした結果、動かなくなりました
この連載では不動のゼファーが
復活するまでの軌跡を辿ります

ヤマキのゼファー750

年式:2006 年式 購入年:2018 年
走行距離:24628km(購入時)
→ 47916km(現在)
用途:通勤・ツーリング

 前回ようやくエンジンが始動したゼファー。「これで走りに行ける!」と喜んでいたら、エムエスセーリングの竹内さんからストップがかかった。

 ワケを聞くと、フロントフォークのシールのひび割れや、ワイヤー類の摩耗など……ガタが来ていたのはエンジンだけではなかった様子。というわけで、これを機に総メンテすることに。

 まず着手したのはワイヤー類の交換。スロットルのワイヤーが「引き」と「戻し」の2本とクラッチワイヤー1本を交換する。

ケーブルを交換する際は古いケーブルのクラッチ側と新しいケーブルのエンジン側をテープで留めて引っ張れば、導線を見失わない

 交換と併せてハンドルの清掃、タイコの部分にグリスを塗るのを忘れずに。最後にハンドルを左右に切ってワイヤーの遊びを調整。これをしないと、ハンドルを切ったときにスロットルが開きすぎてしまうので注意しよう。

ハンドル内部は汚れはこれを機にキッチリ清掃
また、スロットルワイヤーのタイコの部分にグロスを塗ることで摩耗を軽減し、多少のフィーリングアップも

 ちなみに、ワイヤーインジェクターを使って定期的に注油することが長持ちの秘訣。

 交換したことで格段にクラッチが軽くなりスロットルの動きが滑らかになった。それは交換前の状態で走っていたのが恐ろしく感じるほどだった。次回、フロントフォークのOHに続く。

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