トラブル対策さえ知っておけば、アナタの旅は成功間違いなし!
日本はツーリング天国だ。四季折々の風景は走っていて飽きることなく絶景の山岳スカイラインはいつでもライダーに高揚感を与えてくれる。旅の帰路はいつでも充実感に溢れヘルメットの中は絶えず笑顔……それもトラブルさえなければ、だ。
ガス欠、パンク、転倒などなどバイクにまつわるトラブルは多いのだが、それらの多くは知識があれば防げ対処方法を知っていれば、ピンチを乗り切れる。
[転んだらどう対処する?]シフトペダルが破損したらギヤ固定で発進→走行
短距離の移動であれば2or3速ギヤで乗り切る
ペダルの破損によってギヤチェンジが困難になった場合は、どうすればいいか。そんな時には2速か3速のギヤで発進し、そのままのギヤで走行しよう。もちろん高いギヤでは発進時のトルクが不足し、逆に低いギヤだと巡航速度が低くなってしまうので、あくまでも緊急時の急場しのぎの走行方法だ。
ちなみにカワサキ車は停止状態から1速以外のギヤへはギヤチェンジできないため、おのずと1速固定での走行が強いられるので要注意。
作業手順はコレ!
【手順1】
車載工具のプライヤーを使ってシフトシャフトを動かす。
方向は車種ごとのリンケージの仕様で異なる
【手順2】
低速トルクが豊富な250cc以上のバイクなら3速、それ以下の小排気量車なら2速にギヤを入れる
【手順3】
メインキーをONにしたら、クランキングで車両が走り出さないようクラッチを切った状態でエンジンを始動する
【手順4】
いつもよりも高めのエンジン回転数でクラッチをつなでいき、半クラッチを多用しながらトルクを補いつつ発進
【手順5】
発進できたら3速(または2速)固定で走行。停車時は早めにクラッチを切ってブレーキで制動する
ラジエターの液漏れは基本的に走行できない
転倒時のショックでわずかに漏れただけならともかく、ポタポタと漏れ続けている場合はラジエターやホースが明らかに損傷している。そのためエンジンが温まると冷却水の圧力が上昇して、かなりの勢いで噴出する。
出先では修理できないし、この状態で走るとスグにオーバーヒートしてしまうので、水を補充しながらでも、ごく短距離しか走れない。無理せずロードサービスを呼ぶのが正解だ。
一見して分かるほど冷却水が“ダダ漏れ”なら、明らかにラジエターやホースが損傷しているので走行することができない
いざという時は水道水を頻繁に補充すれば、走れなくはない。ただし、すぐにオーバーヒートしてしまう