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[転んだらどう対処する?]よくある転倒パターンを理解し万が一のリスクを軽減

バイクトラブル解決ノウハウ100
トラブル対策さえ知っておけば、アナタの旅は成功間違いなし!
日本はツーリング天国だ。四季折々の風景は走っていて飽きることなく絶景の山岳スカイラインはいつでもライダーに高揚感を与えてくれる。旅の帰路はいつでも充実感に溢れヘルメットの中は絶えず笑顔……それもトラブルさえなければ、だ。
ガス欠、パンク、転倒などなどバイクにまつわるトラブルは多いのだが、それらの多くは知識があれば防げ対処方法を知っていれば、ピンチを乗り切れる。

転倒はテクニックだけで回避できない

闇雲に飛ばして転倒するのは論外だが、ユックリ走っていても転ぶ時はある。というより、低速時や停車時の〝立ちゴケ″のほうがよくあるパターン。

下の〝走りゴケ″は操作や走り方に起因するパターンなので、安全・確実なテクニックを身に付けるのが一番だが、〝立ちゴケ″はちょっとした気配りで回避できるものがほとんど。

転びやすい状況を理解するとともに、ツーリングの疲労で注意力が散漫にならないようにするのも大切だ。

走りゴケ

ブレーキの握りゴケ

パニック時にブレーキを強くかけすぎてタイヤがロック。また、低速時のブレーキで、タイヤが切れ込んでバランスを崩して転倒

Uターンでエンスト

見知らぬ土地で道に迷って慌てたりすると、普段は何てことのないUターンも転倒の原因に。エンストや速度の落とし過ぎにも注意

落ち葉でリヤタイヤが滑る

落ち葉や濡れたマンホール、白線など、道路上にはスリップの原因がたっぷり。怪しい場所ではしっかり速度を落とそう

立ちゴケ

スタンドの出し忘れ

疲労がたまると出したつもりのサイドスタンドが出ていなくて、車両のみがゴロン……。そんなパターンも少なくない

滑って足をすくわれる

停車しようと足を着いたら路肩に砂がたまっていて足が滑った……。停車時は足元への注意を怠らないようにしよう

裾が車体に引っ掛かる

車体の出っ張りにウエアが引っ掛かかり、シートカウルを跨ぎきれずにバランスを失うパターンは結構多いので要注意

やむなく転倒してしまったら、とにかく「自身の安全」と「周囲の安全」を確保することが重要。
当り前に感じるかもしれないが、いざコケてしまうと身体の痛みも忘れて、バイクの損傷が気になったり、恥ずかしくてすぐにその場を離れようと走り出してしまいがち。

しかし、ケガしているのに走ったら危険なのはもちろん、バイクの状態も見極めずに走ったら、それが原因で再び転倒したり事故を起こす危険さえある。

そして、この項では転倒時の対処法を紹介しているが、とにかく「無理をしないこと」が肝心。ツーリングを続行したい気持ちは分かるが、少しでも身体とバイクに不調や不安を感じる場合は、走るのをやめてロードサービスを呼ぶ勇気を持とう。

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