佐賀県の大人気スポット呼子の最新事情とは!?
今回のツーリングは福岡空港を起点にレンタル819福岡国際空港店を利用した。旅の相棒はドゥカティの400㏄、スクラブラー・シックスティツーだ。高速道路で距離を稼ぐわけでもなく、下道が中心。気軽に寄り道ができる点ではヨンヒャクはピッタリである。
佐賀県のツーリングで最もメジャーなところと言えば、まずは呼子。ここは絶対に外せない。福岡から1時間ちょっとでアクセスできるので、じつに立ち寄りやすい。
呼子で向かったのがイカを活き造りで提供してくれる河太郎呼子店だ。このあたりではイカを活きで楽しめるお店が多いそうで、東京在住の自分には馴染みがない。なんでも、オーダーが入ったら生け簀からイカを取り調理をするので、とにかく新鮮なのだ。「見てください、透明でしょう」と言われたイカは、たしかに白というより透明。そして、早く食べてほしいと説明された。時間が経つと、だんだんと白味を帯びてくるのだ。また、活きだからゲソが動く!
「これを口に入れるの?」と驚いたが、口の中で吸盤が吸い付き暴れる、暴れる。身はコリコリで、「イカってこんなにも甘かったのか!」とうなるばかり。
じつは、イカのほかにもうひとつ呼子で気になっていた名物グルメがある。それが新名物・唐津Qサバ。これは、唐津市と九州大学が共同研究を行い生まれた、完全養殖のマサバのこと。養殖したマサバは餌の成分を管理できるので、1年中脂の乗りを保つことができ、安定供給できるメリットがある。また、活魚の状態で出荷できるので、新鮮な刺身で食べられると、サバ党としては見逃せない。
しかし、気になる点もあった。飲食店だと1匹単位となり、3 000円ぐらいするため仲間が必要だ。今回はソロだし、本誌読者の中ではソロ派の人も多くいるハズ。そこで、思いついたのが旅館に泊まろう作戦である。
ここで紹介する大望閣は呼子港からアクセスもよく、眺望優れる料理旅館。宿泊すれば夕食に唐津Qサバが付いてきて、お得感が格段にアップ。ここでもイカの活き造りは登場するし、お目当ての唐津Qサバも最高だったし、呼子の夜は旅館に限るね!