連載20回!
こんにちは! この連載も今回でついに第20話。いや〜20カ月ってあっという間ですね。こんなに続けさせていただき、ありがとうございます。そして、記念すべきこの回をもって「地図屋の美学」は最終回となります! 編集部のモリさんからは、「ネタが続く限り書いてもらっていいですよ」と言われたものの、これより先はどんどん深い領域が多くなってきそうです。当コラムは、私としては、地図好きな方はもちろん、地図に免疫がない方にも地図の面白さをより知ってもらおうというのが主旨だったので、読者置いてけぼりなマニアックなコラムにはしたくなく、キリの良い20回でひとまず終了させてもらうことにしました。
よくある質問コーナー
さて、最終回になにをお話すべきか、非常に悩ましいのですが、せっかくなので、ツーリングマップルユーザーの皆さんからいただいた最近のアンケートや問い合わせフォームによく見るご要望やご質問をネタに進めてみましょう。
Q.小さな文字が老眼には辛いので、A4判くらいのが欲しい
20年版で文字を大きくしましたが、それでもまだ小さいというお声は少なくないのであらためて仕様検討します。判型を大きくすればもちろん見やすくなりますが、3サイズ作るとそれだけ売上が分散し、各々採算性が落ちて厳しいんですよね……。ただオンデマンド出版がもっと手軽になれば可能性はあると思います。それこそB6判やA6判の小さい方向もいけるはず。
Q.短いコメントだけでは伝わらない。詳細が見られる動画とかあればいいのに
短いコメントだからこそ、想像を膨らませる余地があると思っています。できれば検索も我慢してみてください(笑)。それはそれとして、動画はやりたいと思っています。少々お待ちを!
Q.「著者」はどうやって決めるの? どんな人?
詳細をここでは書ききれませんが、みなさん旅に精通した凄い方ばかりです。決まったのは「ご縁」ですかね。採用にあたって面接があったのは北海道担当の小原さんだけらしいです(笑)。その辺の小話はまたどこか別の場所で。
Q.若い人にもっと宣伝すべき
ごもっともです。これは我々だけでなく二輪業界の課題ですよね。ただ、外に出てみると若い人、増えてないですか? 実際ツーリングマップルのアンケート回答者も20代が増えています。期待しつつ、若い人の目にも触れるようにいろいろやるつもりです。
Q.表紙モデルに若い女子ライダーとかイケメンライダー使えばいいのに
まあ、売れるためにそういう戦略もありかもですね。でもオッサンにはオッサンの良さもあるんですよ。多分。哀愁とか。
Q.(コメント付きで)載せるお店の基準は?
公式な基準はありません。各著者の中ではそれぞれなにかしらのラインがあるとは思います。ツーリングマップルでは原則「お金をもらって掲載」はしていないので、実際行ってみてどうか、がほぼすべてですね。
Q.「全国版」を復活して!
いずれ復活させたいと思っています。
Q.「耐水紙版」を復活して!
これまでいろいろシミュレーションしましたが、普通に市場に出回る商品としては難しいというのが現状です。クラウドファンディングとかならアリかも。
Q.お仕事楽しいですか?
楽しいですよ!
Q.アプリ版がほしい(他、グーグルマップと連動してほしい、電子書籍で自位置が分かるようにしてほしい、ツーリングマップルのナビがほしいなどなど)
近年最も多いのがこれら電子系のご要望です。我々アプリやナビを否定しているわけではないので、こういうこともやっていきたいとは考えています。お金も時間もかかるので、全部を一気にはできませんが、なんとか手を付けて、少しずつでも進めたいとは思っているので、こちらも少々お待ち下さい!
Q.なにが一番苦労しますか?
全部ですかね(笑)。全部苦労からできています。毎年の情報収集、更新だけでも大変です。それに加えて新しいことをしようと思っても、お金が絡むと(絡まなくても)会社はなかなかOKしてくれませんし、してくれたらくれたでしっかりやらなきゃダメですし。人を動かしたり、自分が動いたり、まあでも仕事ってそういうものなんでしょうね。でもツーリングマップルをやってると、嬉しいこともたくさんあります。ユーザーさんからもスタッフからも、「ツーリングマップル愛」をすごく感じられます。お怒りのお声をいただくこともありますが、ほとんどは前向きで、よし頑張ろうという気になります。本当に、感謝しています。
というわけで、1年8カ月の連載、お読みいただきありがとうございました。この機会を与えてくれた編集部の皆さんにも感謝しております! またどこかで!
Information
みんなのツーリングマップルOPEN!!
Twitter:@touringmapple_s