電熱グローブのニューモデル
電熱ウエアはここ数年で大きくシェアを伸ばしている。12V電源ソケットを標準装備するバイクが増えてきたことや電熱ウエアが進化して使いやすくなったことがその大きな理由だろう。
真冬の冷風から身体を守るには、加熱することがもっとも効果的で、大きなスクリーンやエアロダイナミクスに優れるフェアリングを装備するバイクはその効果を倍増させる。電熱グローブの場合はハンドルカバーを併用すると、なおのこと効率が良く、手指を確実に温めてくれる。
バイク用品の開発と販売を手がける山城は、IDEALにてこの冬に向けた電熱グローブをリリースした。大きな特徴は、専用の大容量バッテリーと、グローブ全体に張り巡らせた断線に強いマイクロカーボンファイバー電熱線による優れた温暖性能だ。さらに中綿には透湿防水性を持つ保温素材であるコンフォマックスを採用したほか、ドライフィット機能による吸汗速乾性も併せ持つ。
付属する7.4V 3000mAh(ID-106は除く)のバッテリーは、エコノミーモードで最長5時間30分、ノーマルで4時間40分、ハイパワーで2時間30分稼働する。電源スイッチは3秒間の長押しで作動し、運転中の誤作動を防ぐ。
2つのバッテリーはどちらも専用品で、充電器も付属し、バッテリーと充電器のほか、携行に便利な専用ケースも付属している。もちろんスマートフォンなどのタッチパネル操作も可能だ。
これらを共通仕様として、『HEAT1』と『HEAT2』の2タイプが揃う。HEAT1は表皮を化繊として、ナックル部にCE2プロテクターを内蔵。HEAT2は表皮を山羊革として質感を高めている。また、2タイプともに、中綿に透湿防水性の素材を使うことで保温性を保つことができる。冬用グローブとしての性能も高く、デザインも選べる高性能電熱グローブだ。