アメカジ世代には堪らない憧れのブランドを身にまとう
1980年代後半、日本のサブカルチャーシーンを席巻したアメカジブーム。そのマストアイテムであったフライトジャケットのカテゴリーで、誰もが憧れたトップブランドであったのがアヴィレックス。
ノーブランドのMA-1しか手に入れられなかったあの頃、街で見かけたアヴィレックスのアウターを、羨望の眼差しで見送った経験をした人は多いハズ。培倶人世代にとって、悔しくも懐かしい若き日の思い出だ。
2000年代に入り、ストリート系アメカジの人気が再燃。同時にフライトジャケットのニーズが爆上げして、今に至るまで定番ジャケットとして大きな支持を得ているのは周知の通り。もともと戦闘機乗りのために作られたフライトジャケットは、ファッションとしてバイクと相性がいい。バイクは地上の戦闘機なのだから、それも当然だ。
けれど、機能面を考えると満足がいかない点がなくもない。ライダーの身体は、ダイレクトに風にさらされる。使用条件的には、ある意味で飛行機より過酷な面もあるからだ。
カッコイイからと、やせ我慢をしてフライトジャケットでバイクを走らせていた人には朗報である。なんとアヴィレックスがバイクアパレルに本格参入したのだ。
アヴィレックスが注目を集めるきっかけとなったのは、同社の復刻版フライトジャケットがアメリカ空軍に採用されたこと。スタイルだけでは軍が認めることはない。なぜなら機能や耐久性が高次元で求められるからだ。そこで実績のあるアヴィレックスの作ったライディングウエアだ。間違いのあろうハズがない。