ミッドランド「インターコムのココがスゴイ！」 -BT MESH 編-

最新メッシュを搭載したフラッグシップモデル

従来のインカムのブルートゥースを使ったペアリングとは違う、新しい接続方法がメッシュ機能だ。最上位機種であるBT MESHに、そのメッシュ機能を搭載した。最大10人までの同時通話が可能ということに驚かされる。

メッシュ機能と聞くとなんだか難しそうに感じるが、あらかじめ設定されているパブリックグループモードを使用すると、ペアリングが不要なのだ。あらかじめ各々がチャンネル番号を設定しておけば、ボタン一発でメッシュネットワークが構築され、自動で接続される。面倒だったペアリングの儀式とはおさらばだ。しかも、通信も安定しクリアに会話が可能。

メッシュ機能はグループ内での離脱と合流が自由自在なため、仮に仲間とはぐれてしまったり、本隊と分かれて別ルートを行くことになったとしても、再びネットワーク圏内に戻れば自動で復帰する。わざわざボタンを押してインカムを探して復帰という煩わしい作業が不要になった。ちなみにネットワーク内で離脱するのもボタン一発で非常に簡単だ。

そんなBT MESHだが、6月にホームページ内でファームウェアを公開するそうだ。最新のインカムはアップデートをすることで機能はどんどん強化されていき、不具合は解消されていく。もしかしたら購入したままの状態で使っているライダーもいるかもしれないが、最新機能を使わないのはもったいない。ぜひ定期的にホームページをチェックして、バージョンアップを。また、BT MESHを始め、BT PROシリーズの設定やペアリングなどが可能となる、iPhone、アンドロイドアプリが初夏にリリース予定。さらに使いやすくなるので、まだ手にしていないライダーは優れた性能と快適さを体感してほしい。

BT MESH のココがスゴイ！

1 メッシュはペアリングなしで最大10人まで登録可能

グループツーリングでコミュニケーションを取るのに非常に便利なインカムだが、面倒なポイントといえば最初に行うペアリング作業。アレコレやっても結局はつながらず、時間をロスすることもしばしば。だがBT MESHはパブリックモードを使用すれば、面倒なペアリングは一切必要なく、ボタンを1回押すだけでその場で瞬時にメッシュ・ネットワークが構築され瞬時につながる。従来の数珠つなぎではなく、網の目状につながっているので信号も安定する。

2 グループの離脱・合流が自由自在

グループで走行していると、信号待ちや車などで隊列が分断されてしまうことがある。なかには、本隊とは別のルートを行く場合もあるだろう。しかし、メッシュ機能を使うと一度グループから離脱しても、通信エリア内に入ると自動で通信を復帰してくれる。そのほかにも、通信エリア内でもグループから離脱したいときは、ボタンを一度押すだけで簡単に離脱できる。もちろん復帰も簡単で、操作によるストレスが皆無だ。

3 グループ内は誰が参加しても通話はワンプッシュでカンタン！

10人のグループの場合、全員がツーリングに揃わない場合もある。そんな場合でも、BT MESHの場合は、設定の組み替えの必要なし。あらかじめチャンネル番号を設定しておけば、ワンボタンでメッシュ通信開始をしてくれる。メンバー2人から10人まで、誰が参加してもワンボタンで通話開始とカンタンなのだ。

バージョンアップをすることで進化するインカム

6月にファームウェアの配布が行われる
6月に公開予定の最新アップデートでBT MESHはさらに進化する。無線の電波強度を検知して、自動で最適な相手に随時切り替えていくというものだ。3人以上での使用で力を発揮し、メンバーが多ければ多いほど通信環境が安定する。機能を最大限に使うためにも、常に最新版にしておくことをオススメする。

DATA

BT MESH
ミッドランドのフラッグシップモデルで最新のメッシュ機能を搭載。メッシュ機能を使えばペアリング不要の簡単接続で10人まで同時通話が可能。従来の機種ともブルートゥースによる接続が可能。

価格：3万7400円（シングルパック）　6万7320円（ツインパック）
最大通信距離：1400m　
グループモード同時通話人数：MESH最大10人
インターカムモードミッドランド接続：最大2台
インターカムモード他社接続：最大1台
ステレオブレンド：可能
Bluetooth機器接続：2台（2 台目はモノラル）
ワイドFMラジオ（76-108MHz）：ラジオを聞きながらメッシュ通信可能
連続通話時間：最大20時間
ライディング中の充電：可能
充電しながら使用：可能
防水仕様：IPX6準拠

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