こんにちは!合田紘之(@GodaAFRICATWIN)と申します。
バイクで世界中をツーリングするために新聞記者を辞め、2017年の末から2018年の2月までのオーストラリア一周の様子はBikeJINWEBで連載させていただきました。
今回は第2弾。ロシア極東からヨーロッパ西部までユーラシア大陸の約4万kmを横断します!
ユーラシア大陸横断 ルーマニア編 ヨーロピアンが集まる絶景の峠道
ルーマニアに入国
12カ国目のルーマニアに入国した。この国に来た目的は北部にあるヨーロッパでも有名な2つの峠道。その一つの「トランスファガラシャン」に6月20日に行ってきた。
ルーマニア
・人口:約1900万人
・面積:約23万8300平方km
・首都:ブカレスト
・公用語:ルーマニア語
・通貨:レウ
残雪のため通行止め
トランスファガラシャンは、去年ウラジオストク行きのフェリーで会ったエストニア人ライダーにおすすめされてずっと気になっていた道だ。
詳しく調べてみると最高地点は2034m。雪が深く積もるため冬季は通行止めになり、毎年7月初めに開通するという。本来はこの道を通過して北上しようと思っていたが、まだ6月のため断念した。
だがさらに調べてみると、最新情報では峠までは行けなくても峠の手前2kmほどまで行けることを確認。せっかく有名な道なのでとんな景色なのか見てみたい。
シビウという町の宿にパニアケースなどの荷物を置かせてもらい、峠の北側から行けるところまで行って同じ道を戻ってくること決めた。
いざトランスファガラシャンへ
峠道の入り口からは深い森を進むが、高度が上がると徐々に大きな木はなくなっていく。そして
次第に青々とした草と岩だけの景色になり、道路脇には残雪が見えてくる。
バイクを右へ左へと操りながらヘアピンカーブを幾度も越えて一気に駆け上がり、これまで走ってきた道を振り返ると、そこにはグネグネと曲がりくねった芸術的とも言える道を見下ろすことができた。
100台以上のバイクに遭遇
峠道の入り口から峠付近までの往復60kmの間に100台以上のバイクを目撃した。ナンバープレートからドイツやフランス、イギリスなど、とても日帰りでは来られないような国からもたくさん来ていた。たくさんのライダーと会ったり、すれ違い様に手をあげて合図をするのもヨーロピアンライダーの仲間入りした感じがして楽しめた。
もう一つの絶景ロードは雨
ルーマニア北部にはもう一つの有名な峠道「トランサルピナ」がある。トランスファガラシャンの翌日に行ったのだが、天気予報に反して峠付近は大雨だった。
景色は何も見えず、体は濡れて寒さも感じ、残念ながら楽しいツーリングとはならなかった。