広島でも有数の絶好ロード
福山市街地近くから、日本遺産にも認定されている港町の鞆の浦方面へと抜ける県道251号線。これが通称「福山グリーンライン」と呼ばれる広島でも有数の絶好ロードだ。もともとは1974年に開通した観光道路だが、無料化を機に暴走行為などが多発したため1985年に二輪車の通行が全面禁止に。それが地元有志の働きかけで2018年6月に、じつに33年ぶりに通行禁止が解除された。
瀬戸内海に突き出る沼隈半島を縦断するように延びる全長約14kmの道のりは、その大半を標高300〜400m級の山々の尾根を走る。木々が開けた場所も多く、東側には鞆の浦、西側には笠岡諸島など、眼下に広がる瀬戸内海ならではの多島美が気持ちいい。路面の荒れ具合が少し気になるところだが、交通量も少なく、程よいワインディングと爽快な絶景が楽しめる。またルート上には、後山公園やファミリーパークなど眺望も楽しめる公園&広場が多数整備されている。14kmほどの距離にじつに大小約10か所もの広場&駐車場が点在するのも福山グリーンラインの特徴の一つ。福山市街側から11kmほどの場所にある後山公園、12kmほどの朝陽と夕陽の展望広場は眺望はもちろん、夕日や朝日を望めるスポットとして人気だ。ただし23時から5時の時間帯は、これまでどおりバイクも車も通行禁止なのでご注意を。
Road Infomation
福山グリーンライン
区間距離:約14㎞
通行料金:なし
通行時間:5:00~23:00
冬季閉鎖:なし