1. HOME
  2. お知らせ
  3. 特集記事1
  4. ヤマハのコト創り:VOL.3 シースタイル「お客様の笑顔が見たいから」


自動車のシェアリングサービスが注目を集める昨今である
趣味を楽しむためのボート──プレジャーボートにレンタルがあってもおかしくない
だがヤマハは22年前、すでにレンタルボートを開始。現在はシースタイルとして
さらに内容を拡充し、多くの利用者を集めている。その狙いはどこに──

問い合わせ
ヤマハマリンクラブ シースタイル
TEL:0120-730-344
https://sea-style.yamaha-motor.co.jp/

シースタイルとは

06年に発足した会員制のレンタルボートシステム。北海道から沖縄まで全国140カ所のマリーナを拠点に、好みのボートをレンタル可能。クルージング、釣りなど用途は自由だ

DATA
入会金:2万1600円
月会費:3240円
TEL:0120-730-344
HP:https://sea-style.yamaha-motor.co.jp/

「レンタル」製品で得られる喜びを多くの人に知ってもらうために…

モノを造って売るだけじゃない。その製品で得られる喜びを、より多くの人に知ってもらいたい――。ヤマハはかねてから、普及活動に積極的に取り組んできた。
最近では、レンタルバイクが注目を集めている。メーカーであるヤマハが、販売のみならずレンタルを展開することは、驚きとともに歓迎されている。「たとえ所有しなくても、バイクに乗ってもらう機会を少しでも増やしたい」といういかにもヤマハらしい姿勢と、モノの所有にこだわらなくなりつつある時代の流れが、うまく合致した。

ヤマハらしい姿勢――。実はヤマハは、バイクよりも先にマリン事業でレンタルを展開している。

遡ること22年前、97年にヤマハは31カ所の加盟マリーナで「SRVレンタルボートクラブ」を開始した。扱いやすい手軽なボート「SRV20」を手頃な料金でレンタルできることから人気を呼び、加盟マリーナ数は開始から4年後には約4倍の120カ所にまで増えた。

趣味でボートを操るというボートレジャーは、あまり一般的とは言えない。最大の要因はコストだろう。ボート自体が高額なうえに、マリーナへの係留費も必要になる。維持費なども考慮すると、庶民にとっては高嶺の花だ。
そんなこともあり、日本では「ボートレジャーは上流階級のゴージャスな遊び」というイメージが根強い。ヤマハとしては「アッパークラスだけを相手にする」という選択肢もありそうだが、そうはしない。「より多くの人に、より気軽にボート遊びを知ってほしい」とレンタルに取り組んだのだ。

メカニズムに囲まれて、風を切って走る。バイクとボートはとてもよく似ているが、ハードルはボートの方がずっと高い。早くからレンタルに取り組んだ所以

その「SRVレンタルボートクラブ」をさらに押し広げ、より多彩なボートを、より高い自由度でレンタルできる仕組みに刷新し、06年にスタートしたのが会員制マリンクラブ「シースタイル」だ。
入会金2万1600円で会員になり、月々の月会費は3240円。あとはその都度の利用料だけを支払えば、好みのボートを好みのマリーナで利用できるシステムだ。
レンタル可能なボートは、定員5~6名の小型フィッシングボートから定員15名のクルーザーまで実に多彩だ。利用料が平日3時間5500円~9万2000円(6~9月)と非常に幅広いことからも、ラインナップがいかに充実しているかがよく分かる。

クラブ艇の種類や利用可能時間はマリーナによって異なるが、北海道から沖縄まで全国に約140カ所のホームマリーナが整備されているので、乗りたいボートを取り扱っているマリーナを探すことができる。
また、「マリーナ」とは言っても海だけではなく、猪苗代湖、霞ヶ浦、河口湖、琵琶湖などの淡水湖も。さらにハワイ、グアム、タイでも展開しており、会員ならさまざまな水面をボートで走れる。

ホームマリーナは全国140カ所
ボートをレンタルできるマリーナ(係留・保管施設)は全国140カ所。各地の海を中心に、淡水湖でもボートレジャーを楽しめる。シースタイルの会員になればどのホームマリーナでも利用できる。マリーナによって見える景色や釣れる魚が異なり飽きることがない

さて、ボートを借りて何をするのだろうか? ボートレジャーと縁遠い人たちほど疑問を抱くだろう。「ただ走って終わり?」と。
確かにクルージングはボートレジャーの代表格だが、それだけじゃない。釣り、ウェイクボードなどのスポーツ、マリンジェット(水上バイク)、船上パーティー、水上からの観光や花火観覧などなど、さまざまな遊び方がある。

シースタイルの会員になるにはもちろん相応の船舶免許が必要だが、71年からヤマハボート免許教室を開始しており、免許取得のフォローも万全。さらに免許がなくても船長ごとボートをレンタルできるというシースタイル・チャーターも用意され、まさに至れり尽くせりだ。

ヤマハ発動機
マリン事業本部
安田隼平さん
「海で遊んでもらえれば、虜になるはず」と安田さん。自らの営業経験からもまず1歩を踏み出すことの大切さを知り、シースタイルの可能性に気付かされた

シースタイルの安心ポイント

  • 1.全艇ヤマハの新モデルを配備。ボートは全艇GPSを装備
  • 2.いつもベストコンディション!
  • 3.全艇各種保険に加入しているから安心!

水の上のレジャーだけに、レンタルへの不安も大きい。これを解消するために、シースタイルでは新型ボートを万全に整備し、安心の装備、万一に備える保険とあらゆる面からサポート。また水域ごとに異なる注意点を事前にレクチャーしてくれる。安全が最優先だ

ヤマハのレンタルボート

左上から
トーイング AG21BR
ウェイクボードや水上スキーの牽引に特化したボート。ひき波を起こすのが得意
フィッシング F.A.S.T.26
魚群探知機を使って魚がいるポイントを探し出して釣る。フィッシングの醍醐味
クルージング SR330
快適な装備と乗り心地のよさ。ただ水上を走っているだけでも爽快な気分を満喫
マリンジェット MJ-FX HO
ヤマハの水上スキー、マリンジェット。専用の免許を取得していればレンタル可
スポーツボート AR240
パワフルなエンジンを搭載し、スピードとダイナミックなアクションを楽しむ

もともとは1種類のボートから始まったヤマハのボートレンタルだったが、シースタイルになると同時に一気に拡充。バイクのようにカテゴリーによりスタイルが大幅に異なるボートだけに、クルージング、釣り、スポーツと多彩で幅広い楽しみ方が可能になった。マリーナによりボートのラインナップは異なるので、いろいろな場所を訪れる楽しさもある

関連記事