夕日が美しいシーサイドライン
長崎県に浮かぶ島、平戸島。この北西側に700mほど離れてポツンと浮かぶのが、南北約10㎞で東西約2㎞の生月島だ。平戸島から、91年に開通した生月大橋を渡ってすぐに左折すると、このシーサイドラインが始まる。
小さな集落を抜けると、左側に生月島南方の海が現れるが、ここはまだまだ序盤。道はその後、やや標高を上げながら海から離れて林の中に入っていく。そして、長めのストレートと緩めのカーブを繰り返しながら島の西側へ。ここから再び海に接近して、極上のシーサイドラインに昇華する。
北西から真西にかけては、島ひとつない碧く輝き続ける東シナ海。東側には、孤島を思わせる断崖や、人々のたくましくものどかな生活を感じさせる棚田。そして夕暮れ時には、水平線に大きなオレンジ色の太陽が沈んでいく。
路面状況は整備が行き届いているので良好で、交通量も農作業用と思しきクルマが走っているだけ。だが、この道はがけ崩れの影響で全線通行止めとなることも少なくない。そこで、出発前に観光案内所に電話して、走行が可能かどうかを確認するといい。
Road Information
生月サンセットウェイ
区間距離：約10㎞
通行料金：なし
冬季閉鎖：なし
問：生月島観光案内所
TEL：0950-53-2927
http://www.hirado-net.com/
