標高を上げるにつれ一気に絶景度を増す
南北に長い三重県の中部、津市と伊賀市と名張市の市街を三角形で結んだ中央あたりに位置するのが、笠取山の南麓に広がる青山高原。その尾根伝いをほぼ南北に走るのが、県道512号の一部区間となる青山高原道路である。
アクセスは、ルート南側の国道165号から。前半の約5㎞は樹林帯に囲まれたワインディングで、楽しいが高原らしさは少ない。
しかし標高が上がったところで視界は開け、一気に爽快な雰囲気に。標高700〜800mに位置する高原からは、東側に遠く伊勢湾まで望める。しかしこの道路の絶景は、これで終わりではない。
そのまま道を進むと、正面に発電用風車が出現。強風で知られる紀伊半島では、古くから風力発電に取り組んできたが、この青山高原にはそれを象徴するような、日本最大級の発電用風車群がある。林立する風車と自然の地形がつくる景観を、爽やかな風を浴びながら楽しむことができるのだ。
なお県道512号は、峠を越えた津市側は道幅が狭くツイスティな舗装林道に変わる。冒険気分は味わえるが、峠の少し先でUターンするほうが圧倒的に走りやすい。
Road Information
青山高原道路
区間距離:約22㎞
通行料金:なし
冬季閉鎖:なし
問:伊賀市商工会青山支部 青山支部
TEL:0595-52-0438
https://www.igaueno.net/?kaiin=828