近年に人気急騰した宗谷エリアの新名所
一般人が行ける日本最北の地として知られる宗谷岬から、オホーツク海に沿って網走方面に向かう宗谷国道(国道238号)は、かつて絶景の道として知られたが、現在は道路環境の変化により景観が悪化。まるでその代わりになるように、宗谷周辺の絶景道として人気を集めているのが、宗谷丘陵の中を走るシェルロードだ。
深い谷がない標高20〜400mどのなだらかな丘陵地帯に、緑の絨毯が敷かれたような宗谷丘陵は、それだけでも素晴らしい自然美を放つが、この丘陵地を貫く道道889号から少し分け入った細道の何本かには、北海道の名産となっているホタテの貝殻を砕いて未舗装路に敷いてあり、足元の白、周囲を包む緑、さらにそれを囲む海と空の青が、映画の世界に迷い込んだかのような絶景をつくる。その非日常的な旅情が堪らない。
現在は観光客にも人気で、定番スポットである宗谷岬のすぐ南側にあることから、ハイシーズンの日中はバイクやクルマが多いときもある。早朝などに時間帯をずらし、なんとしてもこの絶景を独り占めしたい。点在する白い貝殻の道を探し出す楽しさもある。
Road Infomation
宗谷丘陵(シェルロード)
区間距離:-
通行料金:なし
冬季閉鎖:なし
問:稚内観光協会
TEL:0162-24-1216
http://www.welcome.wakkanai.hokkaido.jp/