【愛用品お手入れガイド】テキスタイルジャケット編 vol.2 メンテナンス方法
バイクウエアは安い買い物ではないからこそ
気に入って買ったものは長く愛用したい
テキスタイルジャケット編の第2回となる今回は
汚れ落としや各部の補修などメンテナンスのツボを見ていこう
ダメージを受けやすいのは走行風が強く当たる部分で、とくに風の侵入口となりやすい襟元と袖口は汚れも傷みも集中する。また、開口部のためジッパーやマジックテープなどが備わっており、定期的なメンテナンスを施すことでジャケットの寿命を延ばせる
マジックテープの復活方法
オス側(固いほう)は糸くずやゴミが溜まりやすく、接着力が弱まる原因となる。針先やピンセットを使ってゴミを除去しよう。マジックテープを縫製している糸のほつれはカットしておく
リペアパーツを用意するメーカーも
ジッパーやマジックテープ、ボタン類は破損してしまったときでも交換補修が可能で、補修パーツとして用意しているメーカーもある。しかし、たとえばジッパーの交換は補修費用も高いので、交換とならないよう日頃からマメにメンテしよう
臭いの消臭方法
抗菌消臭スプレーは手軽に清潔を保てる便利なアイテムだ。ジャケット全体に噴きつつ、素肌と密着する襟元や袖口の内側にもスプレーしよう。ただし汚れは落ちないので、軽く絞ったタオルでの水拭きも有効だ
ジッパーを滑らかにする方法
ヘルメットに付属するシリコンオイルはジッパーのメンテにも最適。このほかにロウソクもオススメだ
シリコンオイルなどの潤滑剤は塗りすぎないように注意。多すぎるとホコリやゴミが付着しやすく、かえってジッパーの動きを悪化させてしまう。薄く延ばすのがコツ
ダブルジッパーの正しい扱い方
上下のスライダーをしっかりと下げてから蝶棒が動かなくなるまではめ込む。ズレたままスライドさせるとジッパーの故障の原因となる
ガッツリ洗濯はタグを見る!!
衣服には洗濯表示が法律で定められており、ライディングウエアも例外ではない。化繊ウエアの多くは水洗いが可能だが、洗濯機不可のものもある。防水透湿性や防寒性を維持するためにも、洗濯する前にはしっかりと確認しておこう。ジッパーを閉めるのも忘れずに
洗濯表示が新しくなった!!
家庭用品品質表示法に基づく繊維製品品質表示規定が改正され、16年12月1日から洗濯表示の記号がこれまでの22種類から41種類となり、世界貿易機構の協定に即した国際的な記号へ変更された。詳しい情報は消費者庁のウエブサイトに掲載されているので、ぜひチェックしておこう
B.日陰でのつり干し乾燥を推奨
C.底面温度200℃を限度としてアイロン仕上げ処理が可能