阿蘇ツーリングおすすめの“ひっそり系絶景ロード”
前回までは、比較的全国のライダーに知られている阿蘇の絶景ロードをご紹介したが、今回は九州以外の人はあまり聞いたことがないであろうおすすめの道をご紹介!
牧草地に伸びる、ひっそり系絶景ロード
やまなみハイウェイから道を逸れ、牧草地の中にひっそりと伸び「うぶやま牧場」まで続いている。どこまでも続く牧草地帯の中の細い道を走るのが特徴で、まず一般車両とすれ違うことのないマニアックな道であることは確か。とはいえ、農耕用トラクターやトラックなどが通るので注意が必要だ。距離は短いが風車のある開放的な風景を楽しんだりできるので、ミルクロードややまなみハイウェイと合わせて周るといいだろう。
DATA
区間距離:4.5㎞
通行料金:なし
冬季閉鎖:なし
菊池グリーンロード
菊池阿蘇スカイラインへ抜ける広域農道
大津から菊池に向かって国道325号沿いを北上すると、道の駅旭志がある。この先の交差点を右折して、県道329号に入ると菊池グリーンロードの始まりだ。この道は旭志から菊池渓谷へ至る広域農道で、菊地阿蘇スカイラインへの抜け道として地元ライダーにとっても人気。厳密には県道329号一本ではなく複雑に分岐があり分かりにくいかもしれないが、ゆっくり走れば看板を見逃すこともないだろう。
この菊池グリーンロードの最大の魅力は交通量が少ないこと。林の中を駆け上がるルートだが、菊池市街が一望できる抜けの良いポイントも点在している。この道を抜けると、国道387号に合流し菊地渓谷水の駅付近に到着。この菊池グリーンロードから菊池阿蘇スカイラン、ミルクロードに入っていくとツウっぽい。
DATA
区間距離:19㎞
通行料金:なし
冬季閉鎖:なし
ファームロード Waita
わいた温泉郷と日田をつなぐ快走路
このファームロードWaitaは南小国の夫婦岩から「わいた温泉郷」を通り、一度国道387号に合流してから熊本と大分の県境まで続く。信号もなく交通量が少ないため走りやすい。三愛レストハウスからなら国道442号・日田往還からすぐにアクセスできるので、使い勝手もいい。なお、大分県内の部分は「スカイファームロードひた」と呼ばれ日田まで続く。
DATA
区間距離:約21㎞
通行料金:なし
冬季閉鎖:なし
マゼノミステリーロード
押戸岩もある中速ワインディング
県道45号とミルクロードの合流地点から北上し、国道212号へ迂回する約10㎞のルート。この道の特徴はミルクロードが持つのどかな牧草地帯の雰囲気とはガラリと変わり、中速コーナーが中心のワインディングであること。交通量も少なく、快走できる道なのだ。また、道中にある押戸岩はパワースポットとして有名で、巨石群があるので立ち寄りたい。愛称は沿線の観光地・マゼノに由来している。
DATA
区間距離:約10㎞
通行料金:なし
冬季閉鎖:なし
林道阿蘇東部線
見どころは木造橋「阿蘇望橋」
国道57号波野から国道325号高森までつながる、快適な縦のラインがこの林道阿蘇東部線。波野から高森、高千穂方面へ足を伸ばす近道としても便利だ。道の駅波野から入ると、適度なアップダウンとカーブがあり、珍しい屋根付きの木造橋「阿蘇望橋」、通称ジェットコースターと呼ばれる直線路など、魅力はたっぷり。森を駆け抜けていく爽快感が味わえる。
DATA
区間距離:約25㎞
通行料金:なし
冬季閉鎖:なし