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ユーラシア大陸横断 モンゴル編⑧ 一足早くカザフスタン文化を満喫

目指せユーラシア大陸横断

こんにちは!合田紘之(@GodaAFRICATWIN)と申します。
バイクで世界中をツーリングするために新聞記者を辞め、昨年末から今年2月までのオーストラリア一周の様子はBikeJINWEBで連載させていただきました。
今回は第2弾。ロシア極東からヨーロッパ西部までユーラシア大陸の約4万kmを横断します!

7月23日~26日。カザフスタン系の人が住む街、ウルギー

モンゴル西部のウルギーという町に到着。ロシアとの国境まで約100km、カザフスタンまでも直接面していないものの200kmほど。ここはかつてカザフスタンからの多くの移住者が訪れたことからカザフスタン系の人が多く住む町だ。

羊の頭の料理で歓迎

ウルギーの宿では羊の頭と餃子の皮のようなものを一緒に煮た料理をいただいた。カザフスタンではこれがお客さんを歓迎するための料理だという。頭部の肉だけではなく、耳や脳みそ、胃も食べるというから驚きだ。これを素手で食べるのがカザフスタン流という。

ジンギスカン文化のある北海道在住の身としては羊肉は身近な食べ物。見た目は少しキツく、少し臭みもあるが美味しくいただくことができた。これからカザフスタンに向かう予定だが、一足先にカザフスタン文化に触れてしまった。

鷹匠の家族の元へ

本業がツアーガイドという宿のオーナーが知り合いの鷹匠の家を案内してくれるという。鷹匠とは鷹を使ってキツネなどの動物を狩る人のこと。夕方から出発するということなので、時間を潰していたら、何やらバイクの音が聞こえてきた。イギリス人ライダーのコンビが宿に訪れたのだ。

ジェームスとジム。彼らは2人ともスズキのVストローム650でウランバートルまでツーリングに行ってイギリスへ戻る途中だった。イギリスからこれまで2ヶ月を費やしたというからなかなかのスローペースだ。これから鷹匠のところに行くと話すと、宿のオーナーの車で一緒に行くことになった。

目的地はウルギーの市街地から西に40kmほど離れた小さな集落。道はこれまで通ってきたモンゴルと同じように、どこが道なのかわからないガタガタの道。車で通ってもひどく揺れた。それでも転倒する心配がないので車は安心だ。1時間ほどで到着したが、バイクだとさらに時間を要していただろう。

鷹匠を体験

鷹匠の家ではモンゴルでお馴染みの家であるゲルに招き入れてもらうと、これまでのゲルとは少し違った。これまで見てきたゲルよりも少し広めで壁にはカザフスタン名物の刺繍が施された布が飾られている。ゲルにも地域で特性が少しずつ違うようだ。

鷹匠のご主人に鷹を見せてもらい、狩りの方法などの説明を聞いた。なんと2人の鷹匠が2羽の鷹を使って狩りをするコンビプレーをするというので驚いた。

そして自分も鷹を持たせて記念撮影させてもらうことに。鷹の重さは10kgあるといい、腕を水平にして持つにはそれなりの重さだった。さらに腕を上下すると羽を広げていい写真を撮ることができるというので、言われた通りにすると、鷹が羽ばたいてくれた。ただ10kgのものを持って腕を動かすのもなかなか腕が疲れた。それでもここでしかできないような観光を楽しむことができ大満足。濃厚なモンゴルツーリングの最後の街を満喫することができた。

・ユーラシア大陸横断 ロシア編1
・ユーラシア大陸横断 ロシア編2
・ユーラシア大陸横断 ロシア編3
・ユーラシア大陸横断 ロシア編4
・ユーラシア大陸横断 ロシア編5
・ユーラシア大陸横断 ロシア編6
・ユーラシア大陸横断 ロシア編7
・ユーラシア大陸横断 ロシア編8
・ユーラシア大陸横断 ロシア編9

・ユーラシア大陸横断 モンゴル編1
・ユーラシア大陸横断 モンゴル編2
・ユーラシア大陸横断 モンゴル編3
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・ユーラシア大陸横断 モンゴル編6
・ユーラシア大陸横断 モンゴル編7

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