伊予灘に沈む夕日はときが止まる美しさ
四国の愛媛県最西部に細く突き出た佐田岬の、根元部よりも少し北側。瀬戸内海の伊予灘に面した場所を走る国道378号のうち、伊予市双海町と大洲市長浜町を結ぶ区間に付けられた愛称が、この夕やけこやけラインだ。
瀬戸内海には大小無数の島々が浮かぶが、このエリアから望む伊予灘には、水平線上にほとんど島影がなく、そのため海の向こうに沈む美しい夕日が見られる。これが、道路愛称の由来。伊予市と合併する以前の旧双海町は、「しずむ夕日が立ちどまる町」として、夕日の美しさを町おこしにつなげ
てきた歴史もある。双海町にあるJR四国・予讃線の下灘駅は、かつて「日本一海に近い駅」として知られていたが、その海側を埋め立てて国道378号が通されていて、現在は鉄ちゃんよりライダーのほうが、海との距離が近い。
急カーブは皆無で、シーサイドラインをのんびりクルージングできるのが魅力。伊予長浜側から見ると、北東あるいは東北東に道が伸びるため、夕日を見ながら走るなら双海町側から走りたい。一方で伊予長浜側から、海をさらに近
く感じながら走るのも爽快だ。
Road Information
夕やけこやけライン
区間距離:31.6㎞
通行料金:なし
冬季閉鎖:なし
問:伊予市観光協会
TEL089-994-5852 http://iyokankou.jp/
TEL:089-994-5852
http://iyokankou.jp/